就職活動をするにあたって、履歴書などの書類を作成する機会も多くなります。
しかし正しい書き方を知らないと採用担当者に礼儀がないと思われ、悪い印象を与える恐れがあります。
生年月日の欄に年齢を記入する所がありますが、ここでの年齢の数え方を間違えることが多いので注意が必要です。
今回の記事では、履歴書の年齢の書き方を紹介しますのでご覧くださいね。
◆満年齢とその基本について◆
満年齢とは
満年齢とは現代の日本で一般的な年齢の数え方です。生まれた時点での年齢を0歳で、誕生日が来るたびに1歳を加えていきます。
例えば、1997年7月1日が誕生日の方がいた場合は、1998年7月1日で1歳、2017年7月1日で20歳という計算です。
具体的に言いますと、同じ2017年であっても8月1日であれば19歳、9月1日であれば20歳という具合です。
履歴書に書く満年齢の計算の方法について
まだ誕生日を迎えていない場合
満年齢=今年の西暦-生まれた年の西暦-1
すでに誕生日を迎えている場合
満年齢=今年の西暦-生まれた年の西暦
今年まだ誕生日を迎えていない場合は。マイナス1をしたものが満年齢です。
今年すでに誕生日を迎えている場合は、今年の西暦から自分が生まれた年の西暦を引くことにより満年齢となります。
◆履歴書に満年齢を記載する際について◆
1.履歴書を提出する時点での年齢を記入する
履歴書には、日付を記載する欄が設けられています。この日付は履歴書を企業に提出する日の年齢で記載する必要があります。
郵送の場合は郵送する日(投函日)、持ち込む場合は提出する日になります。
2.和暦と西暦のどちらでも構わない
履歴書は、年齢と同じく生年月日を記入する欄が設けられている場合がほとんどです。生年月日の記載は和暦(元号)と西暦のどちらも使用は可能です。
また学歴や職歴などの項目も同様です。
気を付けて欲しいのですが、和暦で記載する際は、元号を英文字で略すのはやめましょう。
例えば「昭和50年」を「S50」を略したり「平成10年」を「H10」略したりするのは避けてくださいね。
また一枚の履歴書の中で和暦と西暦の混同も避け、書く前にあらかじめ決めておいてください。
◆満年齢を算出する方法について◆
1.西暦をもとにして計算をする
満年齢を算出するのに基本的な方法は。西暦を使った計算です。
西暦を使って計算をする場合は、履歴書を提出する年から生まれた年を引きます。
2.エクセルや年齢早見表を活用する
計算に自信がないという方はエクセルや年齢早見表を活用しましょう。
エクセルには満年齢を算出できるデイトディフ関数というのがあります。
年齢早見表はネットで調べれば見ることができます。
◆履歴書を書く際のマナーについて◆
ここからは、履歴書を書く時のマナーについて紹介します。
誤字や脱字がないかを確認する
履歴書を書き終わったら、記載している内容に間違いがないかどうかを確認しましょう。
もし履歴書に誤字や脱字があると、採用担当者に「細かいミスが多い」や「入社した後が不安」などの悪い印象を与える可能性がありますので気を付けましょう。
書き間違えた際は最初から書き直す
履歴書を書き終え、もし間違いや脱字に気づいた際は最初から書き直しましょう。
訂正した履歴書を送ると採用担当者に良い印象を与えられないでしょう。
履歴書は採否を決める書類です。その点を受け止め、面倒だとしても最初から作り直しましょう。
提出した後に履歴書の間違いに気づいた場合について
間違いに気づいた際は速やかに連絡する
もし履歴書を提出した後に間違いに気づいた際は、企業の採用担当者に連絡をするべきです。
連絡は電話とメールのどちらでも良いです。
電話で伝えることが出来る方は、すぐに電話をして採用担当者に誤りがあったことを伝えて下さい。
簡単な間違いは、そのまま電話で正しい情報を伝えても問題は無いです。
ただし間違った箇所が複雑な場合は、電話で間違いを伝え、メールでも連絡をした方が良いでしょう。
新しい履歴書を提出する
基本的な情報や、学歴、経歴、免許や資格の間違いに気づいた場合は正しい内容に作り直して履歴書を会社に再提出しましょう。
学歴や経歴が間違ったままですと、最悪の場合経歴詐称に問われる恐れがあります。
気づいた地点で速やかに採用担当者に伝え、作り直した新しい履歴書を会社に提出して下さい。