介護職への転職を考えた際、「未経験でも始められるのか不安…」と思う人も多いはずです。
職種問わず、未経験で仕事を始めることは誰もが不安な気持ちを抱えるものです。
しかし、介護職は未経験からでも始められる仕事であるため、あらかじめどのような仕事なのか知ることによって、安心して転職できるようになります。
今回は、介護職への転職において未経験者が抱える不安についてご紹介します。
介護スタッフとして働くことを検討している人は、ぜひこの記事を参考にしてみてください。
◆実際の介護って、どんなことをする仕事なの◆
慢性的な人員不足が大きな課題となっている介護業界では、常に人手が求められているため、未経験であっても比較的に転職しやすい業界だと言われています。
しかし、実際のところ介護がどのような仕事なのか知らない人も多いはずです。
また、介護業界で働くことを考えた際、必要な資格や雇用形態など、わからないことも多いのではないでしょうか？
介護職とは、高齢者が充実した日々を送れるように生活支援や身体介護などを行う仕事です。
生活支援では、洗濯や掃除、調理など、高齢者の体には直接触れないようなサポートを行っています。
一方、身体介護では、食事や移動、排泄などの介助を行っており、高齢者の体に直接触れて、身の回りのサポートを行います。
その他に、レクリエーションやリハビリなど、精神面でのケアを行うのも介護スタッフの仕事です。
また、介護職には通所型、訪問型、入所型と大きく分けて3つのタイプがあります。
どのタイプを選ぶかによって勤務する時間帯や仕事内容が異なるため、あらかじめそれぞれの特徴を踏まえた上で、自分に合った働き方を選ぶようにしましょう。
◆夜勤や早朝、介護は仕事がきつそうで心配◆
身体が資本と言われる介護職において、勤務時間や仕事内容に関する不安を抱えている人は多いものです。
実際に、介護職は夜勤や早朝出勤があるほか、施設によって重度介護者を受け入れていることもあるため、体力が必要な仕事だと言えます。
介護職への転職を成功させるためには、自分に合った施設タイプを選ぶことが重要です。
・通所型
通所型に分類されるのはデイサービスです。
通所型施設を利用している高齢者は日帰りとなるため、勤務時間が気になるのであれば通所型を選ぶと夜勤をすることなく働けます。
また、高齢者の介護度が低いのも通所型の特徴です。
・訪問型
居宅介護支援事業所や訪問介護事業所などは訪問型に分類されます。
高齢者の自宅に訪問し、介護サービスを提供するのが訪問型の働き方です。
通所型と同様に、夜勤はなく、自身のライフスタイルに合わせて働きやすいのが特徴です。
また、基本的に仕事は一人で行うため、職場での人間関係に悩まされることはないのが魅力的なポイントでもあります。
・入所型
特別養護老人ホームや有料老人ホーム、ケアハウス、介護老人保健施設、グループホームなどが入所型の施設です。
入所型の介護施設には、介護度の低い高齢者が入所しているため、負担をなるべく抑えたいのであれば入所型を選ぶのがおすすめです。
ただし、入所型の施設は24時間体制でサービスを提供することになるため、通所型や訪問型と比較すると、勤務時間が不規則になる傾向があります。
◆介護の資格がなくても仕事につけるのかな◆
介護職への転職を考えた際、「資格がないと働けないのか？」「どんな資格が必要なのか？」などと、資格の有無について考える人も多いはずです。
介護スタッフとして働く上で求められる資格はなく、経験や資格がない未経験者でも働けます。
介護職は必須とされている資格がないことから、働きやすいとして人気の転職先です。
ただし、資格を持っている人は待遇面において優遇されるため、介護職への転職をしようと考えているのであれば資格を取得するのがおすすめです。
働きながらでも取得できるため、業務を通じて必要な知識や経験を積みながら資格取得を目指してみましょう。
また、一定の条件を満たすと「介護福祉士」という国家資格にも挑戦できるようになります。
上記の通り資格を取得できれば、未経験からのキャリアアップも夢ではありません。
◆できればパートで介護職をしたいのだけれど◆
家庭との両立などを考えている場合、フルタイムではなくパートで働くことを希望する人も多いはずです。
24時間体制でサービスを提供している介護施設では、時間別に人員を配置しているため、「昼間のみ」「夜勤のみ」と時間に融通が利く場合もあります。
また、施設により、自身の得意とすることを活かして働けるのも介護職ならではの魅力です。
介護職は様々なタイプがあり、施設によって雇用形態も異なるため、パートで働きたいと考えている人も始めやすいと言えます。
また、未経験者であったとしてもパートから正社員を目指せることにより、将来的なキャリアアップを視野に入れて働けるのも介護職へ転職する上での魅力です。
◆不安を乗り越えることが大事◆
介護職に限らず、未経験の業界で挑戦する上で不安を抱えている人は多いかもしれませんが、今後高齢化が進むと予想される日本において、介護職のニーズはさらに高まると言われています。
厚生労働省でも未来を見据えた取り組みの一つとして、介護福祉職養成に力を注いでいます。
介護職は多くの人々から求められており、将来性のある仕事だと言えます。
また、介護職は常に人手を求めているほか、必須とされる資格がないため、未経験者でも始めやすい仕事として人気です。
未経験だからと言って転職することを躊躇せず、勇気を出して一歩踏み出してみましょう。
今回は、介護職への転職において、未経験者が抱える様々な不安をご紹介しました。
未経験者は、勤務時間や仕事内容、資格の有無、雇用形態など、あらゆる面での不安を抱えていることがわかりました。
この記事を読むと、未経験であっても働けること、自分のライフスタイルに合わせて無理なく働けることなど、転職する上での不安要素を取り除けるはずです。
不安を乗り越えた先には、仕事を通じて豊富な知識や貴重な経験を得られる未来があります。
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