60才から挑戦したい介護資格「介護職員初任者研修」
2022.05.04掲載
  • Facebook
  • Twitter
  • Line
必要資格

定年退職をした後もまだまだ働く意欲のある60代の方は少なくありません。

中には時間に余裕があるので働きたいと考える方もいます。

少子高齢化の日本では労働力を確保するためにシニア世代の雇用を推進している企業も増えています。

特に介護業界は人手も少なく、積極的に採用を行っている施設が多くあります。

そこで、60代からでも挑戦可能な介護資格について解説していきます。

介護職に興味のある方は参考にしてみてください。

 

 

◆60代から挑戦できる「介護資格」は?◆

 

自分の年齢に不安があり、介護の仕事にチャレンジできずにいませんか?

介護ともなれば体力も必要となり、採用されるのは難しいのではないか、若い世代の人材が欲しいのではないかと不安になるのでしょう。

しかし、介護職は他の職種と比較をしても高年齢の方々が多く働いています。

公益財団法人介護労働安定センターによる「令和2年度介護労働実態調査」においては、介護士の平均年齢は47.5歳と発表されています。

若い介護士も働いている現場ですが、自分の年齢と同じように60代の方も多く働いているので安心して挑戦してみましょう。

 

また、介護業界は人手不足が深刻化しているのが実情です。

少子高齢化が進み、2021年には65歳以上の高齢者が3,640万人を超えました。

2030年には人口の1/3が高齢者になるといわれているので、介護施設の利用者も増加していくと考えられています。

そのため、年齢を問わずに人材を求めている施設が今後も増えていくと予想できます。

介護の仕事は無資格でもチャレンジできる職種です。

食事の配膳や着替えのサポート、施設内の清掃など、資格がなくてもできる仕事はたくさんあります。

 

しかし、資格を持っていればより入居者に合ったサポートができるでしょう。

60代でも取得できる資格は複数あり、働きながらでも挑戦できます。

より有利に介護職に就きたいと考えている方は、挑戦する第一歩として資格の取得を検討してみてください。

 

 

◆難易度別!シニアにおすすめ介護関連資格◆

 

ここからは、60歳以上のシニアにもおすすめの介護に関連する資格をご紹介していきます。

難易度別にご紹介していくので、自分に合った資格を見つけてみましょう。

 

◎レクリエーション介護士

難易度:★

介護施設では、生活の質を向上させる目的でレクリエーションが実施されています。

認定講座を受講し、修了試験に合格すれば資格が取得できます。

入居者を喜ばせたい、健康で過ごしてもらいたいと考えているなら、取得を目指してみましょう。

 

◎介護職員初任者研修

難易度:★

介護職における資格の中で入門資格といわれるのが「介護職員初任者研修」です。

介護の基本的な知識やスキルを持っていると証明できる資格です。

取得のためには。初任者研修講座を行っているスクールに通い、130時間のカリキュラムを修了し、修了試験に合格する必要があります。

万が一不合格になっても、何度もチャレンジできる資格なので不安が多い方でも安心です。

挑戦しやすい資格なので、介護士として働きたい方は資格取得を検討してみましょう。

 

◎福祉用具専門相談員

難易度:★

福祉用具は様々な種類があります。

要介護者の状態、使用する環境を考えて最適な用具を選ぶ必要があります。

そんな福祉用具に関する多くの知識を取得できるのが福祉用具専門相談員の資格です。

50時間のカリキュラムを受講し、修了試験に合格すれば取得可能です。

 

◎生活援助従事者研修

難易度:★★

訪問介護事業所において、生活援助サービスを提供する人材を育成するための資格です。

生活援助従事者研修を行っているスクールでカリキュラムを修得する必要があります。

資格を取得できればホームヘルパーとして、買い物の代行や薬の受け取り、食事の調理や片付け、衣類の整理整頓など、高齢者のサポートが可能です。

ただし、身体的介助は含まれていないので注意してください。

 

◎介護事務管理士

難易度:★★★

介護報酬請求に関するスキルを持っていることが照明できる資格で、技能認定振興協会(JMSA)が認定しています。

介護保険制度に基づいて介護報酬の計算が行われるので、介護保険の基礎といった専門的な知識を要する資格です。

試験は実技と学科があり、受験資格に制限はないので60代でも取得可能です。

 

 

◆介護の資格でさらにステップアップするなら…◆

 

難易度が低めな資格を取得でき、介護の仕事に慣れたらステップアップも検討してみましょう。

より深く高齢者のサポートが可能です。

 

◎介護福祉士実務者研修

難易度:★★★★

より質の高い介護サービスを受けてもらいたいと考えているなら、「介護福祉士実務者研修」の取得を検討してみてください。

介護福祉士実務者研修の講座があるスクールに通い、20科目合計450時間を修了し、試験に合格すれば取得できます。

資格を持っていない、介護職未経験でも受講できますが、スクールの中には介護職員初任者研修を取得していないと受講できないところもあるので注意してください。

取得後は「サービス提供責任者」にもなれるので、収入アップも可能です。

 

◎介護福祉士

難易度:★★★★★

国家資格の介護福祉士は、介護現場においてリーダーや責任者として働ける介護職員初任者研修、介護福祉士実務者研修の上位資格です。

高齢者の暮らしをサポートするほか、ヘルパーの指導も行えます。

取得するためには、実務経験を3年以上積む必要があり、介護福祉士実務者研修を修了していれば受験可能です。

これまで介護の経験がないなら取得は難しいと考えるでしょうが、仕事をしながら徐々にステップアップすれば60代でも問題なく取得できる資格です。

介護のスペシャリストとして活躍したいなら、目指すべき資格と言えるでしょう。

 

 

60歳を超えたからと介護の仕事を諦めてはいけません。

介護業界は、年齢を重ねても活躍している人が多く、未経験ながらも介護施設で働いている人が多い現場です。

高齢者の暮らしをサポートし、健康的に過ごしてもらうためにも、知識を習得して資格取得にチャレンジしてみましょう。

働きながら取得できる資格も豊富にあるので、自分に合った求人を探しているなら福島介護求人・転職ナビへお気軽にご相談ください。

持っている知識やスキルに合わせた求人をご提案させていただきます。