資格取得で転職有利に、介護の資格種類を知ろう!
2022.04.27掲載
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必要資格

介護職員として仕事をする場合、資格がなくても問題ありません。

しかし、転職をする際には資格を持っている人の方が有利になります。

そこで今回は、介護業界で活躍するために持っていると役立つ資格をご紹介します。

 

 

◆介護職員初任者研修◆

 

介護職員初任者研修は、以前ホームヘルパー2級という名称でした。

名称が変更されただけではなく、修了試験の実施や30時間実習の廃止、スクーリング時間の増加、認知症ケア科目の追加など変更点がいくつかあります。

この資格を持っていると、介護に関する基本的な知識やスキルを持っている証になります。

 

・介護職員初任者研修について

介護職員初任者研修は、介護に関する知識が全くない状態の人が取得する資格です。

介護の仕事では、掃除や洗濯などを行う生活支援、食事や排せつなどを支援する身体介護を提供します。

訪問介護でも施設介護でも、基本的に提供するサービスは同じです。

介護職員初任者研修を修了していれば、それらに関する基本的なスキルが身に付くため、介護の現場でも重宝されます。

 

・取得方法

介護職員初任者研修は、通信講座でも取得を目指せますが、修了試験を受けなければいけません。

また通信講座で学べるのは40.5時間となっているので、通信講座のみで取得できる資格ではないのです。

研修を行っている施設では、働きながら通えるようなコースを用意している所もあるため、自分に合うのはどこか見極めて資格取得を目指すようにしましょう。

 

 

◆介護福祉士実務者研修◆

 

介護福祉士実務者研修は、介護福祉士の資質を向上する目的で生まれました。

介護のニーズが多様化している現在、資質向上を目指す必要があると考えられるようになりました。

介護福祉士の受験資格にも含まれているので、介護業界でキャリアアップを目指したいなら取得すべき資格です。

 

・介護福祉士実務者研修について

介護福祉士実務者研修は、介護職員初任者研修と比べるとより専門的な知識を身に付ける必要があります。

医療的ケアのカリキュラムも含まれているので、取得するとそれ以前よりも利用者に対する幅広いケアが可能となります。

指定訪問介護事業所では、サービス責任者の配置基準が決められており、介護福祉士実務者研修を持っていないサービス責任者が在籍している施設は介護報酬が減ってしまうのです。

介護報酬は売上になるため、介護福祉士実務者研修を修了している人を採用したいと考えるケースも多いです。

 

・取得方法

介護福祉士実務者研修を取得するには、決められた450時間のカリキュラムを終える必要があります。

義務ではありませんが、スクールによっては修了試験を実施している所もあるようです。

 

 

◆介護福祉士◆

 

介護福祉士は、社会福祉士及び介護福祉士法に定められている国家資格です。

数ある介護の資格の中で唯一の国家資格となっています。

介護職における最上位資格でもあるので、キャリアアップを目指すなら取得しておくべき資格だと言えるでしょう。

 

・介護福祉士について

介護福祉士は、利用者の排せつや入浴、食事などの支援はもちろん行います。

その他に、利用者自身や家族の自立支援を促すためのアドバイスもできるようになります。

介護サービスを総合的に提供するための知識を持っている証にもなり、利用者の生活に寄り添ったサービスもしやすくなるでしょう。

福祉関係の職種と連携しながら利用者が生活しやすい環境を整えていきます。

 

・取得方法

介護福祉士になるには、3つのルートがあります。

 

1つ目は、介護施設で実務経験を積んで取得を目指す方法です。

実務経験を経て介護福祉士を目指す場合、実務経験が3年必要になります。

また実務経験だけではなく、介護福祉士実務者研修の修了も必要です。

実務経験を積んでから試験を受け、合格すれば晴れて介護福祉士と名乗れるようになります。

 

2つ目は、福祉系の高校を卒業して取得を目指す方法です。

福祉系の高校を卒業して筆記試験に受かっていれば、受験資格が得られます。

国家試験の受験は必要です。

 

3つ目は、介護福祉士養成施設を卒業して取得を目指す方法です。

養成施設に通う期間は最終学歴によって異なるため、あらかじめ確認しておきましょう。

卒業したら資格が自動的に手に入るわけではなく、国家試験は受験しなければいけません。

 

 

◆介護支援専門員◆

 

介護支援専門員は、介護や支援などを必要としている人やその家族から相談を受け、適切なサービスができるようなサポートを行います。

介護を受ける人のケアプランを作成し、必要な機関と連携しながらサービスを提供していきます。

ケアマネジャーやケアマネという呼び名の方が馴染み深い人もいるかもしれません。

 

・介護支援専門員について

介護支援専門員は、保険医療の向上や福祉の増進を目指すためにサービスを提供するのが役割です。

居宅介護支援事業所や介護保険施設で働き、一人ひとりに合うケアプランを考えます。

それぞれが持つ悩みや介護度などに合わせて、最適なプランを考えなければいけません。

施設の利用にも関わるため、非常に重要な仕事を担える資格だと言えるでしょう。

この資格を持っていると、介護業界の転職が非常に有利になります。

専門性が高い知識を持っているだけではなく、技術力も高いとみなされるからです。

そんな介護支援専門員は、ケアプランの作成が主な業務となるので、現場仕事から離れるために取得を目指すケースも見られます。

介護の仕事は体力勝負な部分もあるので、年齢を重ねると厳しいと感じやすくなるのが要因です。

 

・取得方法

介護支援専門員は、介護や医療、保険といった分野で相談や援助する業務に従事した経験がある人がチャレンジできます。

実務経験は介護福祉士を取得してから5年以上必要なので、ハードルが他と比べると高めです。

 

 

介護の資格には、この他にもたくさんあります。

資格を持っていると、専門的な知識を持っていると思ってもらえるため、転職もしやすくなります。

将来的なキャリアアップも目指しやすくなるので、介護業界で働き続けたいなら資格を取得するのがおすすめです。

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