介護業界で注目!介護福祉士とは?
2022.04.13掲載
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必要資格

今、介護業界で注目を浴びている介護福祉士とは一体どのような役割を担う職業なのでしょうか?

今回は、介護福祉士の仕事や必要な資格、給料などについてご紹介します。

介護業界への転職を考えている人は、ぜひこの記事を参考にしてみてください。

 

 

◆介護福祉士の仕事内容と資格について◆

 

ここでは、介護福祉士の職務や取得しなければいけない資格についてご紹介します。

介護福祉士の現場での仕事は、大きく分けて3つあります。

1つ目は、利用者を対象とした身体介護や生活援助、メンタルケアです。

利用者が安心して暮らせるよう、日常生活における様々なサポートを行います。

身体介護では食事や排泄、入浴などの補助を行い、生活援助では調理・食事の準備、掃除、洗濯、買い物などを行います。

メンタルケアに関しては、利用者の話し相手になったり、レクリエーションを促したりと、高齢者の社会参加を支援する役割を担っているのが介護福祉士です。

2つ目は、利用者の家族を対象とした相談や指導、アドバイスなどです。

介護サービスを提供する対象となるのは、利用者本人だけではありません。

自宅介護をする場合、介護スタッフは直接サービスを提供できないため、家族に対して適切な指導をする必要があります。

今後の方針や介護用具の使用方法、注意点を伝えるのも介護福祉士の仕事です。

3つ目は、現場で働く介護スタッフのリーダーとして、チームマネージメントという役割を果たしています。

介護の現場では、利用者を支援するために医師や看護師、理学療法士、作業療法士、社会福祉士、介護福祉士が1つのチームになっており、連携して仕事に取り組まなければいけません。

スタッフの教育やタスク管理、サービスの質の向上を図るなど、責任が問われる職務を任せられます。

介護福祉士は利用者に対して直接的な介護をするだけではなく、スタッフに指示を出したり、スケジュールを決めたりと、総合的なマネジメント業務も行います。

重大な役割を担っている介護福祉士ですが、実際に現場で働くにはどのような資格が必要なのでしょうか?

介護福祉士は、介護職で唯一の国家資格となっていることから、介護業界では非常に貴重な存在とされています。

介護福祉士になるためには、国家資格を合格しなければいけません。

この試験には筆記と実技があり、介護に関する十分な知識や経験が求められます。

筆記、実技ともに深い理解が問われることから、あらかじめしっかりと試験対策をしておかなければ、合格は難しいと考えられます。

介護福祉士になるには、養成施設ルート、実務経験ルート、福祉系高校ルートの3つの道があります。

養成施設ルートを選ぶ場合は、高校卒業後、福祉分野に特化した大学や専門学校に入学しなければいけません。

基本的に通学するのは2年以上となりますが、福祉系の大学や社会福祉士、保育士の養成施設等を卒業している人は、1年以上であれば試験を受けられます。

実務経験ルートを選ぶ場合は、介護の現場で3年以上従業し、かつ540日以上従事していることに加え、実務者研修の講座を修了していることが条件です。

上述した条件を満たしていれば、実技試験は免除されます。

福祉系高校ルートを選ぶ場合は、福祉科や介護福祉コースのある高校への入学が必須です。

卒業と同時に国家試験の受験資格を得ることができ、実務試験も免除されます。

 

 

◆給料はどのくらい?◆

 

介護福祉士は介護職で唯一の国家資格を持っているため、知識や経験が非常に豊富であるという見方をされます。

それに伴い、介護福祉士の資格を持っている人は給料が高いです。

仕事を始める時点で必要な知識が備わっていることが最大の強みです。

厚生労働省の調べによると、資格を持っていない人と比較した場合、介護福祉士の給料は5~20%ほど高い傾向にあります。

また、介護福祉士は現場でのマネジメント能力が問われる職種であるため、結果を出せばキャリアアップにつながる可能性も十分あります。

経験を積んでキャリアアップできれば、さらに給料が高くなるはずです。

介護福祉士の資格は給料や待遇の面でも有利に働くため、給料を増やしたり、キャリアアップを目指したりする人は、資格を取得するのがおすすめです。

他業種と比べて給与額が少ないと言われている介護職ですが、資格を取得することによって得られる金額は大きく異なるため、介護業界で活躍しながら十分な収入を得たい人は、ぜひ資格取得を目指してみましょう。

 

 

◆介護福祉士を持っていると転職は有利になる?◆

 

ここまで、仕事内容や資格、給料についてご紹介しましたが、実際に介護福祉士の資格を持っていることで、どのようなメリットがあるのでしょうか?

最も大きなメリットとして挙げられるのは、転職に有利になることです。

国家資格を持っていると、その分野に関する専門的な知識を兼ね備えていることをアピールできます。

自身のスキルを証明できるものとなり、レベルの高い優秀な人材だと判断されるはずです。

また、多くの施設では教育コストを抑えるため、即戦力となる人材を求めています。

十分な知識や経験がある介護福祉士は教育の必要がないことから、転職市場において非常に有利です。

さらに、転職をすることによって、給料アップを目指せる可能性もあります。

介護業界は慢性的な人手不足が課題となっており、特に知識や経験が豊富な介護福祉士は重宝されます。

そのため、より良い条件で転職できる可能性が高まるのです。

このように、介護福祉士の資格は転職する場合、非常に有利に働いてくれます。

 

 

今回は、介護業界で注目を集める介護福祉士についてご紹介しました。

介護職は利用者の支援を行うというイメージが強いですが、実はそれだけではなく、利用者の家族や同じ職場で働くスタッフなどを支える役割も担っているのです。

介護現場においてなくてはならない貴重な存在となっており、資格を取得していればあらゆる場面で役に立つと考えられます。

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