介護業界での転職!キャリアアップが難しいって本当?!
2021.08.20掲載
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介護・福祉業界

 

介護職に就きたい、また何らかの理由で他社に転職したいと思っている人はたくさんいます。介護業界は以前から人手不足が懸念され、就職や転職は他の業界と比較しても難しくないと言われてきました。

しかし、最近は介護職で転職すると介護業界にいることはできないという噂があるのです。今回は、その噂の真相はどうなのか、現在の介護業界や老人ホーム職員の状況などを解説していきます。

 

介護職員を退職すると介護業界にいられない?

 

なぜ、介護職員を退職すると介護業界に居続けることが難しいという噂が流れているのでしょうか?

そもそも、介護業界では現在介護職員に対してキャリア段位制度整備を図ろうという動きがあります。キャリア段位制度整備とは、1つの企業で重ねたキャリアを他社へ転職した場合でも通算されるようにするものです。

例えば、介護1段の位置づけで転職した場合、給料は一定の金額からスタートすることになります。しかし、実際は1つの企業で積み上げてきた経験が他社では通用しない状況になっています。たとえ、同じ介護業界で転職したとしても、これまでの経験は他社では認めてもらえないのです。これはもはや介護業界では当たり前のことのように認識されており、ライバル企業に転職するのは避けようとする人も少なくありません。

実際に、ライバル企業だという事実が採用側に認識されれば、採用しないよう動く事業者があるのも実態です。介護事業者は、自社での「流派」を重んじる傾向があります。これは自社特有の考え方からなる介護を重要視しているからです。別の流派で学んできた人を採用する場合、自社の流派が浸透しにくいと考える事業者が多いのです。別の流派が身に付いている人を受け入れて教育するよりも、新人として受け入れた人に一から教育する方が早く養成できます

介護業界では人手不足が深刻化しているので、キャリア段位制度の整備を図ろうとする動きには理解を示す人々もいます。

しかし、介護業界と一括りにしても、考え方や流派はそれぞれ異なるため、実際に転職しようとした場合、今のキャリアでは通用しないと言われてしまう可能性があるのです。

 

老人ホーム職員の状況とは

 

現在、老人ホームでは新規で施設の開設を進める際に、入居者よりも職員確保を優先します。国内では職員不足の傾向が顕著であり、開設時期までに職員が集まらない事態が少なくありません。

この原因は、流派の違いをはじめ、入居者の家族問題もあります。介護現場においては、以前から入居者の家族問題は続いており、職員が離れてしまう原因の1つとなっています。ただ、老人ホーム側で不備があるケースもあるため、一概には言えません。

そんな中、現在老人ホームをはじめとする介護支援事業は、サービス業という位置付けがされています。サービス業という位置付けられる前は、老人ホームに入居することが「かわいそう」「措置だから」などというネガティブなイメージを持つ人が多くいました。

しかし、サービス業へと転換したことにより、入居者はお客様なのだという意識を持つようになったのです。サービス業として転換して以降、介護支援事業ではより質の高い介護サービスを提供するために接遇・言葉遣い・礼儀などのマナーを教育研修で取り入れるようになりました。

 

ただ、お客様だから反論できない、何でも応えなければならないわけではありません。入居者や入居者の家族の中には、「お客様は神様だ」という考えを強く持っている人もいます。過去には、その影響で職員が辞めるケースが後を絶ちませんでした。

近年は、老人ホーム側が火種になる可能性がある人の入居を避ける傾向にあるため、入居者やその家族は原因で職員が退職するケースは少なくなりました。

しかし、今後も様々な理由から介護現場を離れる職員は出てくる可能性があります。こうした原因から、介護業界では人手不足が続き、深刻化しているのです。

 

介護業界での転職に成功するコツはあるの?

 

人手不足が顕著であるにもかかわらず、介護職が転職した場合介護業界にいられないのでしょうか?キャリア段位制度整備の影響を受け、流派を重んじる事業者から敬遠されるのか不安を抱く人もいるかもしれません。

 

しかし、実際は介護業界で転職に成功している人もたくさんいます。

では、介護業界での転職に成功するコツはあるのでしょうか?転職が有利になるのは、資格の有無です中でも、介護福祉士の資格を持っていると有利に働くと言われています。何度も述べているように、介護業界は人手不足が課題なので、無資格や未経験でも働くことは可能です。

 

しかし、実務経験はもちろん資格があると有利になると言われていることも確かです。介護福祉士は国家資格なので、採用側は即戦力になると判断するケースが多いのです。

具体的な理由としては、以下の3つが挙げられます。

 

①介護に関する知識と技術を持っている証明になる

未経験でも働くことが可能とは言っても、その場合は教育研修が必要不可欠になります。しかし、既に経験があり介護福祉士の資格を持っていれば、教育コストが抑えられるばかりか優秀な人材だと判断されやすいです。

 

②事業所による需要が高い

介護福祉士は、処遇改善加算対象となっており、介護福祉士のみを求人募集するケースも多いです。そのため、事業所による需要が高く、求人数が多く希望に合った事業所を見つけやすくなります。

 

③転職の交渉条件が優遇される

知識も技術も申し分ない介護福祉士は、人手不足である介護業界からすれば好条件であり、積極的に採用しようとします。つまり、選考が有利になるのはもちろん、現在の職場よりも好条件で働ける可能性が高いです。

 

介護福祉士の資格を所持していると、転職に有利なのはもちろん、自分自身のキャリア形成にも非常に役立ちます介護福祉士として活躍すると、サービス提供管理責任者や認定介護福祉士などのリーダー職を目指せるようになります。将来性も高いため収入アップにもつながり、入居者やその家族からの信頼度も厚くなるでしょう。少しでも転職を有利にしたいと考えているのであれば、介護福祉士の資格を取得してからでも遅くはありません。

 

介護業界では人手不足が深刻化していますが、退職するともう介護業界にはいられないのではないかと不安を抱いている人も多いかもしれません。

しかし、転職に成功している人はたくさんいます。少しでも転職で有利になりたいなら、資格取得を目指し、事業所の需要が高い介護福祉士としての転職を考えてみてはいかがでしょうか?転職を考えているなら、福島介護求人・転職ナビで応募してみてください。