求人数が増えるのはいつ?
2021.04.26掲載
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就職・転職の情報

最近、よく質問されるのが「いつから始めたら転職しやすいでしょうか?」「求人数が増えるのはいつですか?」。
コロナ渦で例年とは違く先が読みにくい現状ではありますが、中途採用の場合、企業によって採用時期は異なるものの一般的に『求人数が多い時期』というのが一年で3回あると言われています。求人が少ない時期に動くと、ライバルが多い中で求人を取り合いになってしまうかもしれません。せっかくならベストな時期に活動を開始して、転職活動を成功させたいですよね!
今回は求人が増える3つのタイミングと、その理由について解説していきたいと思います。

 

タイミング1

◎1月~3月
年明けから企業は求人募集を加速させていきます。年間を通してみると、この時期は1番求人数が多くなります。
(理由)
1.3月は一般的に移動が多く、組織体制そのものを立て直す企業が多いため
2.年末のボーナス退社や、3月の期末退社が多いため
3.3月末までに年度の採用予算を立てており、すべて消化しきりたいと考える企業がいるため

タイミング2
◎GW明け~6月
この時期は、新卒の採用・入社が落ち着く時期でもあり、第二新卒枠として採用が増える傾向にあります。
(理由)
1.新卒採用がうまくいかなかったため中途で補填したいため
2.6~7月に賞与を貰う会社が多く、ボーナス退社をする人も一定数いるため
3.転職活動は応募~入社まで約3ヶ月かかると言われているため、9月入社を狙った採用活動を始める企業がいるため

タイミング3
◎夏期休暇明け~10月
長期休暇となるお盆休み明けから本格的に採用活動をスタートさせる企業が増えます。
(理由)
1.上期が終わった段階で人員計画を見直し、下期に向けた体制構築を考える企業が多いため
2.夏の賞与時期に辞めてしまった社員の補填するため
3.9月~10月は社内の人事異動が増えるシーズン。3月と同じく社内人員を調整するため

 

逆に求人数が減る時期は?
▲年末年始
業種・職種よりばらつきはあるものの、年末年始は休暇となる企業が多く、採用活動自体がストップする傾向にあります。完全にお休みモードになるので求職者も動きが鈍る傾向があります。しかし、年末年始に帰省をしたり、忘年会・新年会で知人に会ったりする中で、自分自身の仕事を見つめ直して転職を決意する方は少なくありません。年明けとともに、新たな職場を探そうと意気込む求職者は意外と多いのです。
▲GW、お盆など大型連休中
ゴールデンウィーク、夏季休暇も大型連休により採用活動をストップさせる企業が多いことが求人数減少の大きな理由です。

 

最後に
選択肢を広げるためには、求人数が増える時期を狙って転職活動をするのも有効な手段です。しかしながらライバルが多い時期ともいえるため、情報収集などの準備を計画的に行い、転職活動を有利に進めましょう。転職活動は、1日~2日で終わるものではありませんし、応募書類の作成など時間がかかるものです。逆算しながらスケジュールを立て、計画的に転職活動を開始するようにしましょう。