急性期、回復期、慢性期の違いは?
2020.12.11掲載
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病院関係にお勤めの方にはなじみの言葉ですが、一般的には「それは何?」「どんな漢字書くの?」とよく聞かれます。
最近は長年介護職員をされている方からもよく耳にするので、今回は違いについて説明をしたいと思います。

 

①患者さんの状態がどんどん変わる「急性期」

「急性期」とは、症状が急に現れる時期、病気になり始めの時期をいいます。症状に応じて、検査や処置が必要となり、手術を行うこともあります。消防法によると“救急隊により搬送される傷病者の医療を担当する病院”と規定されています。これらの対応を24時間体制で行う病院が「急性期病院」と呼ばれ、急患や重症な病気に対する治療や手術を行っています。病気やけがによる症状が急激に現れ、状態がどんどん変わっていく患者さんの状態をしっかりと把握することが必要です。

 

②治癒が目的な「回復期」

患者の容態が危機状態(急性期)から脱し、身体機能の回復を図る時期のことです。合併症などを予防しつつ、主にリハビリテーションを行い患者の体の回復を目指します。退院後の生活をスムーズに行えるよう、早期から社会復帰への情報提供や関連部門との調整も行います。医師、看護師、理学療法士、作業療法士、言語聴覚士、栄養士、相談員などが共同で、それぞれの患者様に合ったプログラムを作成し、これに基づいて実生活での自立を目指したリハビリテーションを行います。

 

③長期的な治療と向き合う「慢性期」

病状は比較的安定しているが、治癒が困難で病気の進行は穏やかな状態が続いている時期のことを指します。再発予防や身体機能の維持・改善を目指しながら、長期的な看護、治療を行っていく必要があります。生活習慣病などで入退院を繰り返す患者さんも多いステージでもあります。慢性期の入院施設として「療養型病院」があり、医療措置の必要な「医療療養」と要介護認定の必要な「介護療養」に分けられます。