介護施設での看護師の働き方は?
2020.11.03掲載
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お役立ち情報

介護施設にも様々な種類がありますが、大きく分けて2パターンあります。 
特別養護老人ホームや介護老人保健施設などの24時間体制の入所施設や日中のみのデイサービスやデイケアなどの通所施設です。
入所施設の中でも特別養護老人ホームでは看護師が日中常駐し、夜間の看護師の配置は法律では定められていないため、看護師が不在の夜間はオンコールにて対応している施設が多いです
介護老人保健施設では24時間看護師の配置が法律で定められているため、看護師は夜勤などを含め交代で24時間常駐し、また、規模にもよりますが全体の看護師の人数も特別養護老人ホームよりも多くの看護師が配置されています。
一方でデイサービスやデイケアなどの通所施設の場合は看護師の数は少なく、小規模の施設では看護師が1日1人というケースが多くありますが、日中のみの対応のため、夜勤はもちろんオンコールでの夜間対応はありません

 

病院と介護施設の違いは?

病院は患者の「病気やケガを治療する」ことが目的ですが、介護施設は利用者の「生活を支援する」ことが目的となります。
このような背景から病院には治療に必要な医療設備が整っていますが、介護施設には病院ほどの医療設備はなく、生活支援に必要な設備、医療器具で対応します。また、介護施設では利用者の急な容態の変化の際は医師の判断の元、病院へ搬送するなどをして対応をします。
病院と介護施設では目的が違うため、病院勤務での価値観をそのまま介護施設で働き始めると、戸惑うこともあることでしょう。
介護施設勤務の看護師は、介護士と連携をとりながら業務を行っていくことが必要な為、要求もまた病院とは異なる内容となってきます。場所によっては介護士と一緒に食事や入浴の介助を行う時もあります。
「以前働いていた病院では・・・」という意見も受け入れてもらえないこともありますが、「病院は病院、介護施設は介護施設」とそもそもの目的が違うと理解しておくことが大切です。

 

介護施設に勤める看護師の強み

病院での勤務経験がある看護師の介護施設で勤務する上での一番の強みは、豊富な臨床経験です。特にICUや急性期病棟で経験している看護師は緊急時の対応、判断にも慣れているのでその点はとても大きな強みです。
そして施設内で利用者の状態を判断する際も看護師にまずは委ねられます。
病院では医師が判断しますが、介護施設ではまず看護師が最初の判断をし、状況によっては担当の医師に連絡を取り、病院への搬送などを決定します。
このように病院で勤めていたという実績はとても大きく、頼りになります。

同じ看護師の仕事と言っても、病院と介護施設では大きく異なります。最も大切な点はお互いの性質役割を理解し、尊重し合うことです。もちろん病院で勤務してきた看護師としてのノウハウは介護施設でも強みとなり活かすことができますが、以前の価値観に囚われすぎてしまうと、その強みが活かされなくなります。

まずは気持ちと情報を整理し、介護施設の在り方を知った後に病院のノウハウを活かすことができるような心構えを持っておきましょう。