ご理解頂いている方も多いと思いますが弊社は「紹介会社」です。
お仕事を探されている方の希望に合ったお仕事を紹介させて頂き、入社までお手伝いさせて頂いております。入社が決まった求職者様は弊社ではなく、入社される会社(事業所)様と雇用関係を結び入社される会社(事業所)の従業員となります。
しかしながら中には「紹介会社=派遣会社」と認識されている方も非常に多く、「福島介護求人・転職ナビさんは派遣の登録ではないんですか?」「紹介会社と派遣会社とはどう違うんですか?」「何が違うんですか」という質問も多々受けます。
今回は疑問に思っていらっしゃる方も多いかもしれない「紹介会社」と「派遣会社」の違いとそれぞれのメリットについてお伝えさせて頂ければと思います。
紹介会社とは??
紹介会社=弊社のことです。先にお伝えさせて頂きましたが、こちらで詳しくお話させて頂きます。
紹介会社とは厚生労働大臣から許可を受けた「有料職業紹介所」のことです。採用したい企業と働きたい転職希望者のマッチング(仲介)を行い、両者の雇用契約成立をサポートするサービスを提供しています。
人材紹介会社の役割はマッチングから選考のサポートまでで、雇用契約は企業と転職希望者との間で結ばれるため、採用活動を支援するサービスという位置づけです。
派遣会社とは??
厚生労働大臣から許可を得た「労働者派遣事業」を行う会社のことです。大きな特徴は、雇用契約を人材派遣会社と労働者が結ぶことです。人材派遣会社は業務を委託された企業に対し、派遣スタッフとして労働者を派遣し、派遣先企業の指揮命令のもと業務を遂行するサービスを提供します。労働者(以下派遣スタッフ)の労働時間などは「労働者派遣法」によって厳しく決められています。
※派遣会社の2つのサービス形態
・労働者派遣→労働者派遣とは、人材派遣会社が自社で雇用する派遣スタッフを企業へ派遣し、一定の期間、派遣先企業の指揮命令を受けながら派遣スタッフに働いてもらうサービスです。
・紹介予定派遣→紹介予定派遣とは、一定の期間、派遣スタッフとして労働者派遣を行い、派遣期間終了後に企業と派遣スタッフが双方合意のもと、直接雇用に移行することを前提に行う派遣サービスです。紹介予定派遣を行うには、労働者派遣事業の許可に加えて、職業紹介事業の許可も必要です。
結局違いって何なの??
“企業と労働者を仲介する”という意味で両者は似ていますが、事業内容は全く異なります。最も特徴的な違いである雇用契約関係だけをみても、人材紹介会社が提供するサービスはあくまでも人材の紹介と採用支援までであり、紹介された転職希望者を採用し雇用契約を結ぶのは企業です。対して人材派遣会社では派遣スタッフと人材派遣会社で雇用関係を結ぶため、就業規則や給与の支払いは派遣会社の規定に準じることになります。
サービスの違い
☆人材紹介会社のサービス内容→主なサービスは企業の採用要件を満たした人材を紹介し、採用支援をすることです。人材の選定・紹介のほかに、採用に関わるさまざまな業務を代行します。
《業務の代行例》
・求人原稿の作成
・採用要件に合致する応募者の人選および推薦
・面接日程の調整
・応募者への合否連絡
・給与などの条件交渉
☆人材派遣会社のサービス内容→主なサービスは企業の依頼業務に適したスタッフを派遣し、管理することです。人材派遣会社は以下のような業務を行います。
・派遣先に適した人材の選定
・派遣スタッフの管理
・派遣スタッフへの賃金の支払い
それぞれを利用するメリット
☆紹介会社→人材派遣サービスと比較した場合のメリットは、直接雇用による長期雇用ができる点です。企業が中途採用を行う理由は、異なる企業文化で培われた新鮮なアイデアや価値観を導入することによる組織活性化や、人員バランスの最適化、将来的に活躍が期待できるリーダー候補の育成などさまざまですが、共通していえることは事業の継続、成長につながる採用であるという点です。
人材紹介会社が提供するサービスは長期雇用が前提のため、採用する人材は派遣スタッフと比較すると帰属意識が高く、自社のコア業務を担う戦力として育成していくことができます。社員の力が企業の力となって、自社にノウハウが蓄積されていきます。
☆派遣会社→人材派遣サービスは、突発的な業務発生や一定期間だけの業務が発生したときに対応できるメリットがあります。企業と派遣スタッフとの間に雇用契約はありませんので、教育のための研修費用がかからない分、コストを抑えられるうえに、採用選考が不要ですので、人材が見つかればすぐに業務が開始できます。
決算期や年末調整といった業務量が増える時期などに、一定の期間だけ業務を依頼することができるのが人材派遣サービスの魅力です。
また、近年は有効求人倍率の高まりを受けて採用活動が長期化する傾向があり、特に専門知識を要する仕事など転職希望者の絶対数が少ない分野では、採用がなかなか決まらないといった状況も起きています。そのような場合に一時的に業務を依頼できるのもメリットの一つです。紹介予定派遣を利用すれば、派遣スタッフとして業務に従事してもらい、一定期間経過後に双方の合意があれば直接雇用に移行することも可能です。