転職にベストな時期は?自分にとって最適なタイミング
2020.08.31掲載
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就職・転職の情報

一般的に3〜4月・9〜10月

中途採用の求人数が増える時期は、3〜4月・9〜10月頃が一般的です。日本では3月を決算期とする企業が多く、4月に上半期、10月に下半期がスタートします。そのため、新しい期に合わせた入社を見越した採用活動が行われています。
また、10月は組織編成や人事異動など大きな動きのある会社も多く、それに伴って中途採用の活動も活発になるのです。

求人が増える理由

なかでも3月に中途採用の求人が多い理由は、4月からの新しい組織体制に備えて、できるだけ中途採用を終わらせておこうと考える企業が増えるためです。4月は新卒採用した新入社員の入社式や研修などがあり、さらに4月以降は、来年度の新卒採用の準備が始まります。
年度末である3月は、年間の採用計画の調整を行うため、追い込みで求人をかけるケースもあり、採用が活発化しやすくなります。

中途採用が活発になる時期として、ボーナス後の時期というパターンもあります。夏季・冬季のボーナスを受け取ったあとに転職しようと考える人も多いので、そこで出た欠員を補充するために企業の求人数も増加します。

このタイミングに転職活動を行なうと、幅広い業界や職種へ応募できるチャンスが増え、希望する求人が見つかる可能性が高まります。求職者も多い時期ですが、チャンスを活かすためにもできるだけ多くの求人へ応募するのが良いでしょう。

現職に迷惑をかけない転職時期とは?

転職時期は、現職はもちろん、取引先やクライアントへも迷惑がかからないよう配慮して決める必要があります。引き継ぎ期間や繁忙期などを考えて、避けたほうが良い転職時期を見極めましょう。

引き継ぎ期間を逆算する

転職先が決まったら、社内への挨拶だけでなく、取引先やクライアントにも退職する旨を伝える期間を設けましょう。退職する直前になって突然伝えると困惑させる可能性がありますし、場合によっては取引先に不信感を抱かれてしまうこともあります。関係各所への挨拶は退職の10日前後が一般的ですが、引き継ぎなどでやり取りが発生することも考慮したうえで期間を逆算し、余裕を持っておくことをおすすめします。
ただし、会社によって独自の決まりがある場合は、そちらに従いましょう。これまでに退職した先輩社員などの例を参考にするのも良いでしょう。

後任者の選定と引き継ぎについては、現職の会社に迷惑をかけないためにも、退職日から逆算して計画を立て、順序よく取り組むことが大切です。業務フローを作成する際は重要なポイントを目立たせるなどして、後任者がすぐにわかるようなマニュアルを作成しておきましょう。マニュアルを準備しておくことで、複数人に引き継ぎを行うときでも対応することができます。
退職日の設定は、後任者の選任、引き継ぎ、残務処理を無理なく完了させられるスケジュールを組んだうえで決めるようにしましょう。

繁忙期を避ける

繁忙期はできるだけ避けましょう。残業などで転職活動が思ったように進まないだけでなく、余裕のない繁忙期に人員が欠けると、業務の引き継ぎなどで会社に迷惑をかけてしまうことになるからです。
また、繁忙期にかかわらず退職の意向を伝えると「今辞めてもらっては困る」と強く引き留められたり、企業によっては昇給や希望する部門への異動などを提示したりして慰留を促すこともあります。「繁忙期だから」という理由で引き留められた場合は、すぐにではなく落ち着いた時期を見計らってから退職する意向を伝え、その場しのぎの引き留めの場合は「転職はもう決めたこと」と強い意思を持つことが大切です。

仕事のキリが良いタイミング

プロジェクトに参加している場合は最後までやり遂げ、終了したタイミングで転職するのがベストです。プロジェクト進行中での転職は、タイミングとしてあまり望ましいものではありません。引き継ぎがスムーズに進みづらく、取引先やクライアントによってはあまり良い印象を持たない場合もあります。