「介護助手はどんな仕事なの？」と疑問を抱く方もいるでしょう。
今回は介護助手の仕事について紹介します。
介護助手の仕事の大変なことについて
1.現場が人手不足
介護業界は人手不足が深刻で、職場によっては職員の業務量が多くなり、そのため大変だと感じることがあるようです。
また「休みの申請をしにくい」や「有給が取りづらい」といった悩みが発生することもあります。
人手不足の原因は、職員の離職率が高かったり、新規採用が難しい事があげられます。
介護助手は、職員の人手が足りないという問題を解消するための取り組みで導入された職種です。
そのため、介護助手は職員の配置基準にプラスとして配置されます。よって「人手が足りずに大変」と感じる可能性は低いでしょう。
2.人間関係が悪い
介護の仕事を辞める理由として特に多いのが、人間関係です。
職場の人間関係が悪いと、仕事がやりづらい、大変と感じてしまう場合があります。
良好な人間関係を築くには、相手の意見にもしっかりと聞いたうえで、自分の考えを伝えることが大切です。
また職員のみならず利用者との関係にも気を付けないといけません。
介護職は理不尽な対応をされる機会もあります。相手が精神的な問題を抱えていたり認知症の利用者であれば、コミュニケーションに問題が生じる可能性が高いでしょう。
3.夜勤でシフトが不規則
職場によっては、介護助手でも夜勤はあります。夜勤は寝ている時間帯でも仕事をするため、不規則な生活サイクルに慣れるまでは大変だと感じるでしょう。
また2交代制シフトの夜勤は、長時間になるため「勤務時間が長いのできつい」と感じる方もいます。
介護助手に転職する際は夜勤のことを確認しておくことが大切です。また日勤で働きたい場合はデイサービスなどの職場を選ぶのも選択肢です。
資格など必要なスキルについて
資格
介護助手として働くために、特に資格はありません。
介護助手は清掃業務や日常生活支援業務が中心なので、無資格でも始められます。
ただし、資格を取得することで、業務の幅が広がることがあります。また有資格だと他の介護職へのキャリアアップも目指しやすくなるでしょう。
スキル
介護助手に必要な基本的なスキルは、まずはコミュニケーション能力です。利用者や家族、他の職員とスムーズに意思疎通を図る事が大切です。
またチームワークを重視する姿勢も必要です。介護の現場は多くの職業の人たちと連携して業務をするからです。
また適応力や柔軟性も欠かせません。
加えて体力も必要です。長時間の立ち仕事や、時には重たい物を持ち運ぶことがあります。
介護助手の仕事の魅力について
無資格でもすぐに始められる
介護助手の仕事は未経験や無資格でも始められます。介護福祉士など資格を必要とする仕事をする場合は、資格を取得するために勉強する必要があり、働くためには時間と労力がかかります。
一方で介護助手は、勉強期間はなく、すぐに働けます。
介護助手の仕事は介護の仕事を知りたい方や、自分が介護の仕事に適正があるか見極めたい方にもおすすめです。
介護助手として現場で働いた上で、介護系資格の勉強をしつつスキルアップを目指せます。
年齢不問で働ける
介護助手は介護に興味がある方なら年齢を問わず働けます。
20代～30代の若手はもちろん、40代～50代のミドル世代で介護助手の仕事をしている方も少なくないです。
人手不足が問題となっている介護業界では、仕事を成し遂げる能力さえあれば、年齢不問で採用する職場も多いです。
正社員は定年退職がありますが、非正規雇用は定年がないため、年齢を気にせずに働けます。
自由度が高く働きやすい
介護助手はパートやアルバイトの割合が大きいです。時給の労働形態になるため、仕事と生活の調和を重視した働き方が可能な点が魅力です。
また介護助手は正社員の求人もあるため、フルタイムで働きつつ介護スキルを身に付けることができます。
