介護職の仕事をしたくても未経験だと不安もありますよね。
今回は介護職の未経験者が感じやすい不安を紹介します。
■未経験者が働きやすいと感じる職場の特徴について
①教育体制が整っている
介護業界が未経験の場合は、教育制度が充実している職場がおすすめです。
研修が充実している職場の方が仕事を覚える上で効果的で、なおかつ自身の熟練度が理解できるのでやる気にも繋がります。
他にも、キャリアアップに伴い成長できるだけでなく、給料が上がることにも期待ができます。
もし、教育制度が不十分だと、介護士として成長できずやる気が下がることになりかねません。
教育制度が不十分な職場は、成長の機会が無くなる恐れがあるので、できるだけ避けた方が良いです。
②働き方を改善していく意欲がある
理想とする介護や運営体制に向け、働き方の改革を実施している施設は、働きやすい環境が多いです。
また働き方を改善しない施設は、離職率が高い傾向があります。
③職場の人間関係が良い
働きやすい職場の一つに、人間関係があります。人間関係が良好であれば、不明点が出た際には質問しやすく、相談しやすいというメリットがあります。
逆に職員同士が険悪だと、質問があっても聞きにくいため、仕事にも支障が出ます。
職場の人間関係は、実際に面接や施設見学で確認することが大切です。
■未経験者が得られる収入について
未経験で介護職をしている人の給与額は、21万円~24万円前後でしょう。
また、無資格と資格を持っている場合では、給与額に大きな差が発生しています。
無資格で介護職に就いたとしても、昇給を目指したい場合は、働きつつも介護の資格取得を目指すと良いでしょう。
■未経験の求職者の年齢層について
介護職は年代や経験に関係なく挑戦できます。また介護施設では60歳を超えた方が現役で働いていることが多いです。
また介護職に占める割合は40代が多く、次いでは50代、30未満がとても少なく、年齢が高い介護職員が多いです。
介護職は、年齢に関係なく働けます。
■介護職未経験のメリット・デメリットについて
①未経験であっても採用されやすい
介護職は未経験でも採用されやすいです。
介護施設や事業所にとって職員を確保することは、安定した経営のためにも欠かせません。
しかし求職者が不足しているため、未経験・無資格でも採用されやすいです。
②習得したスキルは身近な人の介護に役立つ
介護職の仕事で習得する知識や技術は、身近な人の介護にも活かせます。
身体介助や生活介助ができるだけでなく、認知症ケアや医療的ケアの知識に基づいた専門的なケア、介護保険制度の知識や専門的な視点から必要な支援を見極めつつ、適切な支援を受けられるようにすることも可能です。
③職を失う危険が低い
介護職のメリットは、職を失う危険が低い事です。
介護職は求職者にとって有利な状態が続いています。介護の仕事をしたい場合は、いつでも働き口があることを意味しています。
加えて60歳を超えても働くことができるので、介護職は仕事を失う危険が低いのです。
■未経験でもできる介護の仕事について
①食事の配膳や下膳
高齢者は、食べ物を嚙んだり、飲んだりする力が弱いことがあります。
介護施設では、利用者一人一人の噛む力や飲み込む力に合わせた食形態で食事を提供します。
利用者の顔と名前を覚え、間違いなく食事を配膳するように心がけましょう。
②シーツ類の交換や洗濯
シーツ交換は介護施設において重要な仕事です。皮膚が弱い方は、シーツの小さなしわでも床ずれを起こす恐れがあります。
また寝たきりの方の場合は、ベット上で食事やおむつ交換をすることもあるため、衛生面においてもシーツ交換は欠かせません。
シーツ交換は簡単な作業ですが、必要な頃合いでシーツを交換することで、利用者も気持ちよく過ごすことができます。