介護の転職で失敗したくない、介護業界に転職する際は誰でも考えると思います。
今回は介護職の転職で失敗しないコツについて紹介しますね。
★介護職の転職における失敗、後悔例について★
①介護職の転職における失敗例
・人手不足で多忙な環境で、体力的な限界を感じる
介護業界は夜勤、早番、日勤、遅番の4交替シフト勤務が一般的です。
また夜勤明けには休みが入ることが通常です。しかし施設の中には人手不足を理由に、夜勤明けの日も休み抜きで出勤をお願いすることもあります。
他にも介護の仕事は立ち仕事が中心で、身体の負担が大きいです。
そのため十分な休みがとれず、心身の疲労がとれないため、限界を迎えて辞めるひともいます。
・人間関係のトラブルや、職員との連携がとりにくい
どの職場でも人間関係は働きやすさに大きく直結しますが、介護職は特に職員との協力や連携が欠かせません。
人間関係が良くない職場は職員との間のコミュニケーションがうまく取れないため、働きにくさを感じるでしょう。
また転職先にいる自分よりも若い世代との態度や言葉遣いによるトラブルもあります。
②介護職の転職における後悔例
・転職先の仕事内容を理解をせずに選んだ
施設形態や職場により、仕事内容や求められる技量が違うことを理解せずに決めると、後悔する事例があります。
具体的にはデイサービスと特養では、利用者の状態や必要なケアが異なります。
そのため転職の前に各施設形態の特徴をしっかりと調べたうえで、自分に合う職場を選ぶことが大切です。
・通勤のしやすさだけで職場を選んでしまった
電車通勤は避けたい、家事と育児を両立したいといった理由から「家から通える範囲」といった基準で勤務先を選ぶ方もいるでしょう。
ただし介護の施設は「数キロメートル圏内に1ヵ所」という具合にかたまらないように建てられるのが一般的です。
そのため徒歩や自転車で通える範囲に限定すると選択肢が狭まります。
条件に合う介護施設があればいいですが、「通勤範囲内」という理由を優先して選ぶと、他の条件が合わずに退職する可能性があります。
★失敗しない為の事前準備について★
・自己分析と業界研究をしっかりとやる
介護業界の転職活動において重要なことは自己分析です。自分の性格、長所、適正、どのような働き方をしたいのかを明確にしましょう。
他にも自分の私生活や仕事に対する考えから、転職先に求める条件を決めておくのも大切です。
年収、待遇、年間休日数など譲れない条件や妥協できる要点を考えておきます。
また介護業界のことも調べておきましょう、現場で求められる技量や知識なども理解することが大切です。
・応募先の施設の研究や見学をする
気になる求人が見つかったら、施設に研究をしたり見学を申し込みましょう。
転職活動をする上で情報収集は欠かせません。最低限ネット検索や資料で分かる情報を押さえつつ、質問や疑問点をまとめて面接や見学に臨むのがおすすめです。
また施設の見学では人間関係や、雰囲気を観察しておきましょう。
介護スタッフの態度や表情、利用者の様子などを自分で確かめ、転職先にふさわしいかを検討しましょう。
★介護職の需要の高さについて★
・高齢者の増加による介護のニーズが増えている
日本における高齢化は、介護業界が人手不足の原因です。
特に85歳以上の人口は2035年頃には増え続けると推測値が出ているために、今後更に介護職員が求められる時代が来る可能性が高いです。
・要介護認定者が増えている
高齢者が増えている流れの中で、要介護や要支援と認定された人が年々増加している現状があります。
2040年までの介護サービス利用者の数は、都心部を中心に2040までに増加すると推計されているため、今後も介護職への需要は高まる事でしょう。