介護職の転職活動のコツ
2025.03.26掲載
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就職・転職の情報

「介護職に転職したいけど不安がある…」と思っている方もいるでしょう。

今回は介護職の転職活動のコツを紹介しますね。

■介護業界の離職率が高い要因について

①人間関係

介護職でも多い退職理由の一つになっているのが、人間関係です。

介護の現場では多くの利用者を支援します。それに伴い職員の連携が求められます。他の職員や看護師と意見があわないと、人間関係が悪化する可能性があります。

 

また介護職は利用者との会話も重要で、良好な関係を保てないと、業務を続けるのが難しいでしょう。

実際に利用者からの理不尽な要求を受けた職員も少なくないです。

 

②将来性を感じることができない

「施設の研修や教育体制がしっかりしていない」や「給料が安いので人生設計を描けない」や「社会的に評価されにくい」という理由から

同じ職場で介護の仕事を継続することに不安を抱く方もいます。

また小規模の事業所では、役職へのキャリアアップが難しいため、退職を考える理由の一つになります。

 

介護業界は常に人手不足なので、技量が高い介護職員は需要が高いと言えます。

経験や技量を積み重ねている方が、より良い条件の施設や事業所へ転職していることも、離職率に関係しています。

 

③介護の仕事に不向きだと感じた

介護職に就いたものの、働いてから適正が無いと感じたり、他の仕事をしたくなったと思う場合もあります。

また仕事のことを調べても、実際に働くと想像していた以上にハードと感じることもあります。

不向きだと感じる職場で働くよりも、早めに退職して自分に合った仕事に就く方が良いと考えている方もいます。

 

■転職回数が多い場合の転職活動について

①後ろ向きな転職理由を前向きな言葉に転換する 

転職回数が多い場合は、詳細な説明ができるようにしておく必要があります。

 

ここで注意しておきますが「人間関係が悪かった」「給与が低い」「待遇が悪い」「きちんと評価をしてもらえない」といった不満をそのまま伝えるのは、良くない印象を与えるだけです。まずは後ろ向きな理由をプラスな転職理由の言い換えをして理解してもらえるようにしましょう。

例えば「〜が嫌で仕事を辞めた」ではなく「スキルアップしたいから転職を決意した」と変換することが大切です。

 

②自分の長所をアピールする

転職回数が多い事は、それを補う余りある「長所」があれば払拭が可能です。

転職回数に関係なく「この人となら一緒に働きたい」と思ってもらえるように、自分が今までの仕事で培ってきた強みを売り込みましょう。

資格やコミュニケーション能力は、介護職に有利になる売り込み材料です。

 

■離職率が高い事業所を見極める要点について

①職員同士の意思疎通が取れていない

介護は職員同士の連携が求められます。職員同士の意思疎通が十分でないと、必要事項の伝達が円滑に行き届かない可能性があります。

 

面接の際に職員の表情が暗く、挨拶をしても返さない場合は、職場の人間関係に問題があるのかもしれません。

面接や見学の際は、利用者といい関係を築けているか、職員同士がちゃんと連携ができているかも確認しましょう。

 

②施設が不潔で不衛生

労働環境が汚いと、意欲的に働くのが困難です。

特に介護施設の場合は、職員や利用者も快適に過ごせる環境が大事です。

人間関係が良かったとしても、施設が不衛生だと健康とモチベーションの維持が難しいです。

もし面接や見学の機会があるなら、施設内に気になる点がないかを確認しましょう。

 

③職員の対応が悪い

職員の対応が良くない施設には注意が必要です。面接の際に誠意が無い対応を受けた場合は、入職しても悪い対応をされる可能性が高いです。

外部の人間に対し、不適切な対応を取る事業所は回避した方が良いです。