「介護施設で仕事をする前に見学したい」
そう思う方もいるでしょう、今回は介護施設の見学のことを紹介しますね。
★施設見学のメリットについて
①施設の雰囲気が分かる
求人情報やサイトといった情報からでは把握できない、実際の職場の雰囲気を感じ、今後の働き方をイメージしやすくなるのに加え自分で合っているかどうかを判断できます。気になる施設が、自分に合うか判断できるのは見学する上でのメリットとも言えます。
②職員の勤務状況が分かる
介護施設の見学を就職の前にすることで、職員の勤務状態を見ることができます。スタッフの動きや職場環境が分かってきます。職員同士の関係性を確認すれば、教育を受けやすい環境なのかを判断できるはずです。
ただし、見学する日や時間帯により施設の印象が変わる可能性があります。特に午前中や昼食の時間などは食事や入浴の介助などで多忙になりやすいです。見学の際は多忙に見えても、業務に追われているとは限りませんので、その点は気を付けましょう。
③役割
介護施設は提供するサービスにより介護の仕事に求める役割に違いがあります。「自分がやりたい仕事とは違った」とう転職後の不一致の多くは想像だけで志望した結果か、求められる役割を正確に把握してなかったため起きるものです。施設見学は、実際の仕事内容を見ることで、転職後の働き方を掴むことが可能です。
④介護の質が見られる
施設見学は、実際の介護現場を見学することができます。将来自分が働くかもしれない現場で「介護の質」を目の当たりにすることは、自分に合った施設かどうかを判断する上で大切な事です。
★施設見学時の服装、マナーについて
①時間を守る
施設見学の際は、時間を守ることは最低限のマナーです。
見学先の施設は、時間を割いて見学対応をしています。なので遅刻は見学先施設の時間を奪うことになります。しかし不慮のアクシデントや天候などで、遅刻する場合もあります。その際は時間に間に合わないと分かった時点で見学先に連絡してください。
どうしようもない事情で遅刻する場合は、前もって連絡すれば失礼にはならないでしょう。
②笑顔で挨拶をする
見学施設の見学をする際は、笑顔で挨拶をしましょう。当日見学の対応をする担当者だけでなく、職員や利用者にも挨拶をすることはとても大切です。
逆に無表情で小さな声で挨拶すると、見学先の施設には「嫌々来たのかと」悪印象を抱かれる可能性があります。
しかし、緊張で声が出ないこともありますので、声が出ない場合は緊張していることを伝えておけば、見学先の施設も配慮してくれるでしょう。
③オフィスカジュアルを意識する
施設見学をする際は、フォーマルな服装やオフィスカジュアルがおすすめです。
見学の際は服装の指定がされないことがほとんどです。しかし社会人として失礼のない身だしなみで行くことが大切です。
清潔な印象を与えられるような服装で行くのが良いでしょう。
★施設見学で確認する要点について
①利用者や家族への接し方
職員の接し方が利用者や家族に対して適切なのかどうかを、ちゃんと見ておくことが重要です。
一緒に働きたいかどうか、職員同士と上手くやっていけるかどうかといった目線で確認しましょう。
②職員の態度や表情
施設見学の際は、職員の対応も見ておきましょう。
対応する職員の態度が良くても、他の職員の態度や言葉遣いが悪かったり、コミュニケーションがうまくいかない場合は人間関係や職場環境に問題がある可能性があります。
③施設見学時の質問事項について
施設見学では、不安を解消する意味で質問してください。
最低でも3つは質問しましょう、もし何を質問していいのかが分からない方は
以下の事項から、質問を考えてみてください。
・職員の1日のスケジュール
・施設で働いてよかったことや難しいと感じるところ
・どのような利用者が多いか
・入社前に準備しておくこと
・シフト制の詳細について
・月の残業時間