「初任者研修(旧ホームヘルパー2級)」とは?
2024.11.06掲載
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必要資格

「初任者研修(旧ホームヘルパー2級)」に疑問を抱く方もいるでしょう。

今回は初任者研修(旧ホームヘルパー2級)」のことを紹介しますね。

 

■資格取得のメリットについて

①仕事の幅が広がる

初任者研修を取得することで、仕事の幅が広がります。

無資格で介護資格で働く場合は、掃除や洗濯、有資格者の業務支援などが中心となります。

資格を持っている場合は、身体介助なども可能で、訪問看護などもできるようになるため、施設勤務ではできなかった経験も積めるようになります。

 

②応募できる求人が増える

資格を取得すると有資格者の求人にも応募が可能となります。

応募できる求人が増えることで、勤務時間や給与、福利厚生など、自身の条件に合う求人も探しやすいです。

 

③キャリアアップが期待できる

初任者研修を取得することでキャリアアップに期待できます。

 

初任者研修で得た知識や技術を介護現場で活かし、経験を積むことで、キャリアを高められます。

他にも、介護福祉士実務者研修を受講する際も初任者研修を修了していると、一部の科目に関して免除され、期間が短縮されて受講できます。

 

■初任者研修の収入に関して

初任者研修を取得することで、収入が上がる可能性はあります。

初任者研修を取ることで、無資格の時より給与が上がり昇給の可能性もあります。加えて就職や転職に有利になります。

今後も介護職で働きたいと考えている方は初任者研修を取得すると良いでしょう。

 

■介護職に向いていない性格の特徴について

①潔癖症な方

介護職は、排せつや入浴の介助をします。そのため排泄物の片づけや高齢者の身体に触れることに抵抗がある方は辛いと感じることもあります。

また介護の仕事を始めたことで、自分が想像していたよりも潔癖症だったと気づくこともあります。

働く中で慣れたり、仕事だと割り切れるようになることもありますが、自分が許容できるかも検討しましょう。

 

②大雑把な方

介護の仕事は、気遣いが必要な仕事で、大雑把な性格の方には向かないです。

 

こまめな報告や連絡での情報共有も欠かせませんし、利用者の変化に早く気づける観察眼が求められます。

これらをおろそかにしてしまうと、ミスや事故につながる恐れがあります。

 

■介護職に向いている方について

①人との接し方が上手い

介護職は基本的には人と接します。加えて一緒に働く方との連携がとても重要です。

利用者に対しても、職場の人に対しても、人と接することが前提の仕事なので、性格的に人と接することに抵抗が無い方には介護職はおすすめの仕事です。

 

②コミュニケーション能力が高い

介護職は、コミュニケーション能力が高い方には向いています。

介護の現場では利用者の声かけや話をしっかり聞くといったコミュニケーションが重要です。

 

また利用者だけでなく、スタッフ同士の連携も介護の現場では必要です。

よってスタッフ同士でもコミュニケーションが欠かせません。

 

③明るく前向き

介護の現場では、特に明るく前向きに働ける方が向いています。

 

支援する利用者の中には、心身の不調を抱える方もいます。そのため日により気分が落ち込んでいる場合があります。

よって明るく前向きな人柄は安心感や親近感を与えるので、利用者や一緒に仕事をする職員ともいい関係を築くこともできます。

 

■初任者研修とホームヘルパー2級との違いについて

①実習の廃止

ホームヘルパー2級で必須だったデイサービスでの実習や訪問介護が30時間含まれていました。

しかし初任者研修では実習が廃止されました。

時代の変化に伴い幅広い介護業務に対応できるように見直しが行われたことが主な理由です。

 

②筆記試験がある

ホームヘルパー2級では、定められたカリキュラムを受講すれば資格が取得できます。

しかし初任者研修では、カリキュラムの最終日に修了試験があります。

 

ただし、初任者研修の修了試験は理解度を確認する試験です。よって講義をしっかりと受けていれば必ず合格します。