「社会福祉主事任用資格」とはどんな資格?
2024.08.07掲載
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必要資格

福祉関係の職業に就きたい場合は、社会福祉主事任用資格は役に立ちます。

今回は社会福祉主事任用資格のことを紹介しますね。



★社会福祉主事任について★

社会福祉主事任は都道府県や市町村の福祉事務所に配置されており、家庭訪問、面談、生活指導などを行う職員です。

また福祉業務に携わっている公務員のことを社会福祉主事と言い、ソーシャルワーカーとして勤務をしております。

福祉事務所の職員として勤務するためには、社会福祉主事用資格を取得することが条件です。

 

★社会福祉主事用資格の他の資格との違いについて★

他の資格として社会福祉士と社会福祉主事を比較すると、社会福祉主事は任用資格で社会福祉士は国家資格です。

任用資格は取得するだけでは効力を発揮しません、任用資格を取得し、地方公務用試験に合格した上で、福祉事務所に配属されることで初めて社会福祉主事を名乗ることができます。

一方で、社会福祉士は資格を取得していれば社会福祉士の仕事をしていなくても、社会福祉士を名乗ることができます。

加えて仕事の幅が広く、介護福祉施設や病院でも働けます。

 

★社会福祉主事を取得するメリットについて★

①資格取得の難易度が低い

社会福祉主事は資格取得の難易度が低いのもメリットです。

また既に介護福祉士として働いている方のキャリアアップやスキルアップの資格として目指すのも良いでしょう。

また社会福祉士は資格取得の難易度が高いです。社会福祉資格の取得を目標にしている方は、次のステップとして社会福祉主事用資格を取得するのがおすすめです。

 

②公務員として働ける

社会福祉主事任用資格を取得することで、都道府県や地方自治体などの公的な福祉事務所で公務員として働くことができます。

介護の仕事に携わりつつ、安定した仕事をしたいと考えている方には社会福祉主事はおすすめです。

 

③職場の選択肢が幅広くなる

社会福祉主事の資格を取得することにより、職場選択の幅が広くなります。

民間や公立を問わず、数多くの選択肢から自分の希望に合った職場を探せることに加え、就職先により資格手当がつく場合があります。

 

★社会福祉主事任用資格の取得方法について★

①大学や短期大学で取得する

大学もしくは短期大学において、厚生労働大臣が指定する社会福祉に関する科目から3科目以上を修めて卒業することで取得できます。

 

②通信教育課程で取得する

全国社会福祉協議会が経営する中央福祉学院の社会福祉主事資格認定通信課程を修了もしくは日本社会事業大学の通信教育課程を修了することで取得できます。

 

★社会福祉主事任用資格の難易度について★

資格試験を受ける必要が無く、社会福祉主事任用資格取得の難易度は高くないです。

精神保健福祉士や社会福祉士の方は、その資格を持っているだけで社会福祉主事任用資格を取得できます。

また社会福祉主事任用資格事業に従事している場合は、従事先で実施している社会福祉主事の認定講習を受講することで取得ができるため、取得の難易度は低いです。

 

★社会福祉主事用資格取得後の働き方について★

①ケースワーカー

福祉事務所に勤務し、来訪者の相談に対応します。

生活に困窮している方に対し面接を行い、必要と判断された場合、生活保護の検討。

生活状況を記録に残す。ハローワークなどで仕事を探すように指導するなどの生活を立て直すための情報提供や助言を行います。

また相談者の自宅を訪れ、相談者の生活の状況を確認することもあります。

 

②スーパーバイザー

スーパーバイザーの仕事は申請者の面談を行ったり、アドバイスや指導をします。

他にも個人の家族の生活状況、収入、職業、資産などを調査、生活保護費の受給者や受給を希望する方の訪問をする現業員の指導やアドバイスをします。