デイサービスは夜勤がなく、日勤だけで働けるため、働きたいと思う方が多いと思います。
実際働いてみると、「思ったよりも残業が多い」「定時であがれない」とイメージとは違うところもあるのではないでしょうか。
今回はデイサービスの残業についてお話しますね。
まず、デイサービスでの残業について主に下記の2つが挙げられます。
◆送迎時間◆
デイサービスの場合、【サービス提供時間】が定められており、その時間は原則として事業所で利用者さんにサービスを提供する時間となります。
サービス提供時間に送迎業務は含まれない為、複数の利用者さんを送迎する場合は、事業所に戻ってくるとすでに終業時間を超えてしまう場合があります。
始まりも同様で、サービス提供時間には原則利用者さんが事業所にいなければいけないため、始業時間に送迎を出発しては間に合わない場合は早めに出発しなければなりません。
そのような状況から就業時間外で職員同士の申し送りを行うことになります。
◆定期的な残業◆
デイサービスに限らず、事業所では定期的に開催される職員会議や勉強会、書類作成、翌日の準備等の業務もあります。そのような業務は利用者さんの送迎が終わった後に行うようになりますので、必然的に残業となります。
次に、残業を減らす取り組みについて説明します。
◎業務の必要性を見直す◎
日々当たり前のように行っている業務内容ですが、職員間でもっと効率的に行える方法や、本当に必要な業務なのかを見直す機会を作ることも必要となります。
◎ICT(情報通信技術)の活用◎
デイサービスに限らず、介護の仕事をしていると記録を書く時間がなくて残業してしまうことも多いです。デイサービスの場合は介護記録の他に、利用者さんへの連絡帳の記入も夕方帰るまでに終わらせなければいけません。
記録をなくすことはできませんが、入力作業の回数を最小限に抑えられるようにICTを活用することで、時短に繋がります。また、その情報を職員だけではなく他施設やご家族にも共有しやすくなります。
施設の規模や特色によって、残業を減らす取り組みは様々です。
今の職場・これから働きたいと考えている職場の残業時間がどのくらいなのか、残業を減らすためにどのような取り組みを行っているのかを知ることが大切です。