育児中の介護職をうまく両立させるためには?
2023.10.25掲載
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介護・福祉業界

 

「育児中だけど介護の仕事をしてみたいけど、両立できるか不安」

そんな風に感じている方もいるでしょう。今回は育児中でもおすすめな介護職や働き方について紹介しますね。

 

【介護業界の育児休暇と復帰の実態について】

復帰をしても仕事の継続が難しい事例が多い

産休・育休といった休暇制度が設けられている施設は多いですが、産休・育休を経て復帰した場合でも、仕事を続けることが難しい事例があります。例えば、出産の後に働く場合は、夜勤への対応が難しくなることが理由にあげられます。加えて子供を預け先の送迎をする必要があり、時短勤務で働かざる得ないこともあります。

また、子どもの急病や怪我などの突発的なトラブルもあるので、急な早退・欠勤・遅刻もあるため、働ける時間に制限ができます。このことが原因で、勤務先によっては職員から良く思われず、職場で肩身の狭い思いをすることは否定できず、退職を余儀なくされるケースもあります。

 

【介護職と育児を両立させるための2つの要点について】

1.育児中でも働きやすい職場を選ぶ

介護の職場でも様々なタイプがあり、子育てをしつつも働きやすい職場を選ぶことが大切です。例えば小規模事業所では、職員一人に負担がかかる上に、人手不足のため休みがとりにくくなる可能性があります。                                                    しかし、職員の数が多い大手事業所や規模が大きな事業所などでは育休・産休制度、出産や育児のための支援が整っている施設が多く母親が働きやすいこともあります。

 

2.一人で抱えず協力を仰ぐ

育児中の母親は何でも自分で頑張ってしまうことがあります。子育てと仕事をどちらも頑張ろうと一人で抱え込む、家族や親戚、知人、自治体の育児支援など積極的に協力を仰ぎましょう、また最近では自治体の子育て支援も充実していますので、サイトや住んでいる市役所を確認してみてください。

 

【子育てと両立するためにおすすめな2つの職場】

子育てと両立しやすい介護の職場は【デイサービス】・【訪問介護】などです。                                          下記にて解説していきますね。

 

1.デイサービス

デイサービスは要介護度の低い高齢者が日中に通う通所サービスで、日勤のみの仕事になりますので、子供を預けて働くには最適な職場です。          また、デイサービスの多くは日曜日がお休みで、実家や配偶者に預けるなどして出勤する必要がありません。但し、祝日は営業しているデイサービスがほとんどです。よって実家や配偶者に預けるか、有給を取得する必要があります。

 

2.訪問介護

訪問介護は日中時間帯のみ対応している事業所が多いので、子育て中の母親には働きやすい職場とも言えます。

仕事内容は家事や掃除といった生活援助、食事介助、入浴介助、排泄介助などの身体介護などです。基本的に一人で利用者宅を訪れるため、緊急時に対応してもらえるような事業所を選ぶことも大切です。できるだけ多くのヘルパーを抱えている事業所や、子供を預けられる場所の確保が必要となります。

 

【介護職と子育てを両立するとき 2つの要点】

1.子育て中でも働きやすい時間帯を選ぶ

子育て中に介護職をする際は、自分が働きやすい時間帯がおすすめです。給料が高いという理由で時間帯が合わない職場を選んでしまうと長続きしないでしょう。働き始めてからのライフスタイルを想定し、余裕を持つことが出来る職場を選ぶことが大切です。

 

2.子育てに理解のある職場を選ぶ

子育てと介護職を両立させたい場合は、子育てに理解のある職場を選びましょう。

面接の際は、子供がいるので急な休みが必要になる可能性があると正直に伝えることが大切です。事前に理解を求めることで、後のトラブルを防ぐことが出来ます。

また、職場に育児休暇や有給の取得実績があるのかを確認するのも良いでしょう。