「ケアマネジャーって何をするの?」
このような疑問を持つ方もいるでしょう、今回はケアマネジャーのことを紹介しますね。
◎ケアマネジャーについて◎
ケアマネジャーは介護を必要とする方が介護サービスを受けられるように、ケアプランの作成やサービス事業者との調整をする職業です。
◎ケアマネジャーの仕事について◎
1.ケアプランの作成
ケアマネジャーは利用者の介護や調査した情報を参考にしつつ、ケアプランを作成します。
ケアプランには、利用者の需要や目標とする生活、そのために必要な支援の内容を記し、作成後は利用者や家族に説明して交付します。
2.利用者や家族のサービス提供者との連絡や調整をする
ケアマネジャーは、サービス提供者でもある事業所や施設と連絡をとり、ケアプランに載せた目標が達成できるようにします。
日頃からサービス提供者と連絡をとり、利用者や家族の相談内容を共有することが大切です。
3.要介護認定の申請代行
要介護認定の申請代行も、ケアマネジャーの仕事内容に含まれています。
介護サービスを受けるには、自治体の申請をし要介護認定を受ける必要があります。
介護を必要とする方やその家族は手続きに慣れていないため、ケアマネジャーが利用者の代わりに申請を行う事が多いです。
◎ケアマネジャーの資格試験について◎
ケアマネジャーになるためには、都道府県で年に1回実施される「介護支援専門員実務研修受講試験」に合格し、実務研修修了後に各都道府県に登録する必要があります。
また医療・保健・福祉に関する国家資格保有者として実務経験が5年以上従事日数が900日以上など、細かな受験資格の条件が設けられております。
他にも、資質と経験だけでなく、高齢者の身体と心についての知識、介護保険に関する法律や制度に関する知識も問われます。
難易度が非常に高い試験とも知られており、合格率は10~20%前後と低めです。
また、ケアマネジャーは公的資格なので国家資格ではありませんが、信頼性が高く転職にも有利な資格です。
◎ケアマネジャーの資格を取得する2つの利点について◎
1.給料アップを望める
ケアマネジャーの資格は多くの職場で評価が高いため、給料の水準や手当が高いです。
よって、資格を取得しケアマネジャーとして転職をしたり、手厚い手当をもらったりすることができます。
2.夜勤がないので自分のペースで働ける
ケアマネジャーの業務は、基本的に日中行うものが多い為、夜勤がない場合が多いです。
そのため、生活リズムへの影響が少なく働くことができるのが利点です。
また、ケアマネジャーの仕事に慣れてくると、計画性をもって自分のペースで働けるようになります。
◎ケアマネジャーが向く人について◎
1.事務処理能力が高い人
ケアマネジャーは書類作成の業務をこなす必要があります。人手不足の職場であれば、幅広い事務の仕事を任されることもあります。
よって、ケアマネジャーは事務処理能力が高い人の方が向いているでしょう。加えて、複数の仕事に対応できる人だと業務を円滑にこなせます。
2.コミュニケーション能力がある
ケアマネジャーは、様々な立場の人とコミュニケーションをとる必要があります。
利用者とその家族では、介護に対する認識が違う場合もあります。そのため、利用者や家族の気持ちに寄り添った対応が求められます。
加えて、仕事をする上で他の職種の人との協力も欠かせません。
3.行動力がある
ケアマネジャーは、事業所や施設以外の関係機関への報告・連絡・相談を進んで行う行動力がある人が向いているといえるでしょう。
また、臨機応変に対応をしつつ効率よく仕事を回せる人も、ケアマネジャーの素質があります。
まとめ
ケアマネジャーの仕事は、ケアプランの作成や要介護認定の申請代行といった事をします。また、ケアマネジャーの資格は合格率が低いですが、信頼度が高く転職にも有利な資格とも言えるでしょう。