介護職に就く際に、特に気になるのがお給料です。
介護資格の入門とも言える介護職員初任者研修の修了者のお給料はどれくらいになるでしょう。
今回は介護職員初任者研修の修了者のお給料や年収について紹介しますね。
♦介護職員初任者研修について♦
介護職員初任者研修は介護を学ぶ上で、全ての人の入門となる資格で、基本的な知識やスキル、意識や考え方を身につけることが主な目的です。
取得するためには、まず学校へ通学、または通学と通信を組み合わせつつ130時間の講座や演習を受講する必要があります。
また、介護職員初任者研修修了者は介護未経験の方でも理解できる講義と、実際に体を動かす実技演習により介護をする業務に必要な基礎知識や技術などを身につけることができます。
これから介護の仕事をしたいと考えている方や、キャリアアップを目指している方はまず最初に取得する必要があるとされています。
♦給料に差が出る理由について♦
有資格者と無資格者の方を比較すると、事業所は未経験・無資格の方を教育する場合は、介護職員初任者研修の受講を勧める事例が多くあります。
事業所内で一から指導することもありますが、その場合は職員の時間と労力が必要です。また介護職員初任者研修を持っている方を採用する場合は、研修での指導を短くすることができます。
♦介護業界に就職する場合にも有利になる♦
介護業界では資格が無い方にも多くの求人情報があります。しかし、介護職員初任者研修修了者を必要としている事業所では、採用の条件に介護職員初任者研修修了と記載されていますので、求人内容をきちんと確認することが大切です。
♦初任者研修修了者が更に給料を増やす方法について♦
1.上位資格を取得する
1つめの方法は、介護福祉士実習者研修や国家資格でもある介護福祉士の資格を取得することです。
実務者研修や介護福祉士の資格を取得することにより、仕事の幅が広がり、事業所によっては資格手当が高い場合があります。
2.実務経験を積む
2つめの方法は、介護の実務経験を積んでいく事です。実務経験や勤続年数に比例し給料がアップします。
介護業界は資格や実務経験などが重要視されるため、誰にでも昇給できるチャンスがある公平かつ実力主義の業界とも言えます。
3.転職する
多くの事業所では「介護経験者」や「初任者研修以上」の募集をしております。
介護職員初任者研修を修得し、実務経験がある方の場合は転職が成功しやすいので、好待遇の職場に転職するのも一つの手です。
4.夜勤を増やす
特別養護老人ホームや、有料老人ホームに勤めている場合は、夜勤に入ることがあります。
基本給とは別に夜勤手当がつきますので、多く稼ぎたいと考えている方は夜勤を増やすことをおすすめします。
まとめ
介護職員初任者研修は資格手当がつく場合が多いため、無資格者と比較しても有資格者の方が給料は上がっていきます。
今後、更に給料を上げたい場合は介護福祉士等の上位資格を取得したり、実務経験を積む、転職をする、夜勤を増やすなどの幾つかの方法があります。
自分がどのようにスキルアップしていきたいかを考えていきましょう。