最初に働くならどの施設がおすすめ?
2023.03.29掲載
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施設形態

介護需要が高くなる中、これから介護の仕事をしようと考えている方も多いかと思います。

求人票を見ていると、「未経験者OK」や「夜勤あり」「無資格でも働けます」などが掲載されていますよね。

・介護の仕事が未経験だけど、どんな施設がいいのかな?

資格はないけど働けるのかな?

特養と老健の違いが知りたい!

求人票を見ていると、こんな悩みを抱く方もいらっしゃるかと思います。

そこで今回は、介護経験未経験の方が、働きやすいおすすめの施設をご紹介します。業務形態による働き方の違いや、現職の介護職の方にも人気の転職先である特養や老健についても解説しています。特養や老健は介護職未経験の方にも、おすすめの施設です。ぜひ、最後までお読みください。

 

 ■介護職未経験の方が働きやすい施設とは

介護の仕事が未経験の方が、働きやすい施設のポイントをご紹介します。ぜひ参考にしてみてくださいね。

●研修体制は十分整っているのか?

介護の仕事は、未経験・無資格から始められます。ですが働く上で、認知症の知識や食事・歩行・入浴といった介助方法が必要になってきます。介護をきちんと学べる研修体制や、分からないことを介護士や先輩に教えていただける環境が望ましいです。

●無資格・未経験者でも可能な仕事なのか?

無資格で可能な介護の仕事は、介護助手といった補助的な業務や、有資格者のサポート業務です。入浴や排泄の身体介助は介助の知識や技術が必要なので、無資格者はご利用者様の身体に触れない生活援助が中心となります。無資格者が身体介助を行う場合は有資格者の指導のもとで行います。

●勤務時間は自分に合っているか?

介護の仕事では、シフト制や夜勤の勤務がある施設もあります。自分の生活にあった勤務時間の体制も考える必要があります。家庭がある主婦や小さなお子様がいる方なら、日勤で働ける施設、お金を多くいただきたい方なら夜勤がある施設がおすすめです。

 

■介護施設の種類■

未経験の方が介護の仕事を探す場合、自分に合った職場選びも重要なポイントになるようです。介護職にはどのような施設があるのか気になりますよね。介護施設をまとめたので参考にしてください。

有料老人ホーム・・・介護付き・住宅型・健康型の3タイプがある。入居対象者は自立している方や要介護の方までと幅広い。

特養(特別養護老人ホーム)・・・公的介護施設になり地方公共団体や社会福祉法人が運営。

老健(介護老人保健施設)・・・一時的に在宅復帰や医療ケアやリハビリ機能を重視した施設。

ディサービス・・・日中に、ご利用様が通う施設。送迎・食事・入浴・機能訓練などのメニューを提供する。

グループホーム・・・5~9名の認知症があるご利用者様が共同生活する施設。

サービス付き高齢者住宅(サ高住)・・・自立している方、介護度が軽い方の安全確認や生活相談ができる賃貸住宅。必要に応じて介護を行う。

上記でも説明しましたがお給料を多くいただきたい、家庭があるから日中の勤務を望むなど自分の生活に合った施設を選ぶことが重要です。

 

■施設の勤務形態による働き方の違い■

施設の勤務形態による働き方の違いも考えてみましょう。介護の仕事を大きく分けると、正規雇用と非正規雇用に分かれます。

正規雇用(正社員)・・・雇用期間に制限がなく、直接事業所の雇用になる。

非正規雇用(契約社員・パート・アルバイト)・・・一定期間働いたり、勤務時間や日数を決めて働ける。働く自由度が高く、自分の都合に合わせやすくなる。

傾向的に介護職員は正規雇用者が多く、ホームヘルパーといった訪問介護は非正規雇用者が多い傾向です。また、アルバイトやパートの求人も多くありますので、勤務日数や勤務時間を自分の生活スタイルに合わせて選ぶことも可能です。

 

■転職で人気の特養(特別養護老人ホーム)と老健(介護老人保健施設)とは?■

介護職員として勤務している方や、介護士の転職先の施設でも人気がある、特養(特別養護老人ホーム)と老健(介護老人保健施設)。介護職未経験の方が最初に働く施設としてもおすすめです。

◎特養(特別養護老人ホーム)と老健(介護老人保健施設)を未経験の方におすすめする理由

①施設が大きい所が多いため、先輩の介護職員も多く教育体制がしっかりしている。

②ご利用者様の人数も多く、いろいろな介護の実務経験を積める。

③最新の介護用具をそろえている施設も多く、使用しながら仕事ができる。

④無資格からでも働ける。

いろいろな実務経験を、しっかりとした教育体制の下で学べる施設が多いようです。

 

◎特養(特別養護老人ホーム)と老健(介護老人保健施設)の違い

【特養(特別養護老人ホーム)】

  • 役割・・・長期間の生活や終身利用できる介護施設。
  • 入所目的・・・身体介護が中心・自立支援
  • 対象・・・要介護3~5
  • 入所期間・・・終身利用可

特養(特別養護老人ホーム)は、24時間365日切れ目なく施設での生活を支援する施設です。生活の場としてじっくりと信頼関係を構築し人間関係を育み、ご利用者様らしく生活できる介護サービスを提供しています。

【老健(介護老人保健施設)】

  • 役割・・・在宅復帰を目指す施設。
  • 入所目的・・・在宅復帰を目指し、リハビリや医療ケアを提供
  • 対象・・・要介護1~5
  • 入所期間・・・原則3カ月(3カ月以降は入居継続を判断)

老健(介護老人保健施設)とは、24時間365日の体制で入所期間を3カ月~6カ月と決めて、医療ケアやリハビリステーションを提供しています。病院と自宅(在宅)の中間施設として、高齢者が在宅復帰を目指すための生活を送る施設です。

 

未経験の方が介護のお仕事を探すポイントをご紹介しました。介護施設にはいろいろな種類がありますが、働く場所によって仕事内容が全然違うことは少ないようです。しかし、勤務形態による働き方の違いや、施設によっては有資格者が好ましい場合もあります。

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