転職活動や、就職活動では履歴書の作成が、ほとんどの場合に必須となります。
「履歴書の書き方で気を付けることはあるの?」「志望動機の上手な書き方は?」「資格を持っているけど、履歴書に全部書いていいの?」
こういった履歴書の疑問が出てくるかと思います。今回は
- 履歴書の第一印象
- 志望動機
- 書くべき資格
3つのポイントに絞って詳しく解説します。採用の合否に大きくかかわる内容なってますので、ぜひ最後までお読みください。
◎合否は第一印象で決まる!履歴書の作成ポイント◎
多くの採用担当者はたくさん届いた履歴書を第一印象で判断し、次の選考ステップに進めるかどうか決めます。履歴書の中の第一印象である部分と、気を付けるポイントをまとめました。
♢採用担当が見る履歴書の「第一印象」とチェックポイント♢
●証明写真・・・履歴書の中で最初に目に入り、採用担当者に大きく印象を与える。清潔感ある髪形・スーツ着用・背景は白、青、グレーなど適切な色・正しい姿勢・自然な笑顔など撮影するとき気を付ける。裏面に名前を記入。
●文字の書き方・・・丁寧な文字で、読み手に伝わることを意識し、簡潔に書く。和暦・西暦を統一し、和暦を「平成」「令和」と記入しアルファベット表記にしない。
●学歴・職歴・・・募集業務に必要な免許・資格、スキルや経験があるか。
採用担当者はだいたい5分もかからず、届いた履歴書を見ているそうです。入社し、仕事を一緒にする可能性がある大切な方々に、最初に自分を知ってもらうのは履歴書です。普段の生活でも初対面の方とお会いする時、服装や髪形など気にすると思います。第一印象で好印象を持っていただけるよう心がけましょう。
♢好印象が持てる志望動機の書き方♢
志望動機は企業側と合う人材か見極める選考カ所となり、面接でも必ずと言っていいほど質問されます。「第一印象の選考」からの次のステップになり、履歴書の中でも重要なポイントとなります。
志望動機の基本的な書き方や、採用担当者がどういったことに重点を置いてチェックしているのかを確認してみましょう。
【志望動機の基本的な書き方】
簡潔に読み手に伝わるように書き、理解しやすく分かりやすい構成にする。
【構成の仕方】
志望理由(結論)→志望の理由となったエピソードなど(根拠)→志望した会社でなくてはならない理由(必然性)→入社後の意気込みなど
【差別化が必須!採用担当者の志望動機のチェックポイントとは】
採用側が志望動機で確認したいのは「たくさんある企業、職種の中でなぜここの会社を選んだのか」です。
ほかの応募者の中で、採用していただくには自分らしさを出し、差別化できることが必要です。志望した会社の理念・事業方針などの情報をリサーチして、自分の気持ちと絡めて考えると、オリジナリティーある志望動機になります。採用側にとっても、会社の社風と合い好印象を持たれやすいです。
志望の気持ちの強さ、深さも採用側は知りたいポイントです。数名の応募者が同じようなスキル・資格を持っていたら、自分の会社により強く入社の気持ちがある人材を選ぶ傾向があります。
♢履歴書に書いてもいい資格は?正しい書くべき資格♢
履歴書には正しい免許・資格などの記入の仕方があります。たくさん資格を取得してるからといって、欄に記入がたくさんできる訳ではないようです。最初の「第一印象」にもなりうる項目です。書くべき資格や、書き方をチェックしてみましょう。
【取得した資格をすべて記入?】
希望職種で活かせる資格を履歴書に記入します。採用してからミスマッチが起こらないよう仕事に必要で活かせる資格か、採用担当者はチェックしているからです。例えば、事務員の募集に「Word、Excelの資格」取得者と「調理の資格」を取得者なら、前者の「Word、Excelの資格」取得者が採用されやすくなります。
必須資格・免許・スキル・経験がないと仕事ができない場合もあります。希望職種ではどういった資格が役に立ち、必要とされているのか考えてから記入すると採用につながりやすくなります。仕事と関係性が薄い資格は、趣味や特技の欄を活用するなど工夫が必要です(趣味の認定資格、スポーツなどの級や段)
【履歴書に書くべき資格とは】
希望職種と関連性が高い資格に絞っても取得資が多い場合は、重要度と優先順位を考えて記載します。以下の資格を取得している場合は、履歴書に記載することをおすすめします。
- 国家資格・・・介護福祉士・社会福祉士など
- 語学系の資格・・・TOEIC(資格ではないが判断材料になる)など
- 普通自動車免許・・・ペーパードライバーでも記入する(業務外でも活用の場が多い)
- パソコン系の認定資格・・・MOSなど(PCはどの仕事でも使用することが多いため)
♢資格の書き方以外に気を付けるポイント♢
- 資格名は正式名称で書く
- 運転免許は「免許・資格」欄の最初にまとめて書く
- 取得した時系列で記入し、ほかの記入欄と取得年月日の記載を統一する
- 免許・資格を書いた最後は「以上」と書く。免許・資格がない場合は「特になし」と記載する
※資格を取得してから長い年月が経っている場合や、更新が必要な場合、仕事に活かすことができなくなります。事前確認をし、採用されたときに備えておくことも重要です※
まとめ
履歴書作成には決められたルールがあります。採用担当者は、記入された事柄だけではなく、決められたルールを守り、物事をきちんと進められるかどうかも判断しています。ルールに基づき、第一印象の証明写真・文字の書き方・学歴職歴、オリジナリティーある会社の志望動機、書くべき資格などをまとめていきます。履歴書作成には自分と向き合い、志望する会社のことを理解する時間も必要です。
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