介護福祉士国家試験の概要・試験内容を解説
2023.01.11掲載
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必要資格

介護福祉士の試験がどんな内容なのか気になると考えている方はいませんか?

介護福祉士の資格を取得することにより、他の資格へのステップアップが可能だったり、資格手当がついたりとメリットがあります。

今回は介護福祉士の概要や試験内容について紹介しますね。

 

介護福祉士とは?

介護福祉士は、介護系唯一の国家資格とされています。

仕事内容は、主に老人ホームやホームヘルパーの職員として働き、介護サービス利用者やその家族を支えることです。

介護サービスの利用者に対し、食事、入浴、着替えといった生活全般の補助や、話を聞く、レクリエーションを行う等の精神面でのサポートはもちろん、介護サービス利用者の家族の介護について気になる事、困っていることについても相談に乗ることもあります。

介護福祉士の資格がある事で、待遇面でも優遇され、仕事の幅も広がります♦

 

◎介護福祉士の試験はいつ?◎

介護福祉士試験は年に一回開催されます。前年の8月~9月頃が受験申込期間で、筆記試験は1月、実技試験は3月に開催されます。試験を開催する時期や場所などは、今後変更になる可能性がありますので、公式サイトで発表されている最新の情報を確認することが大切です。

 

◎介護福祉士試験の受験費用について◎

介護福祉士試験の受験費用は、資格の取得方法により違いがあります。資格の取得方法は介護福祉士養成施設ルート、福祉系高校ルート、実施試験ルート、経済連携協定ルートの4つに分かれており、それぞれの取得方法によりかかる費用に差があります。

 

◎介護福祉士の試験内容について◎

【筆記試験】

出題は基本的に5択の選択形式、全125問で試験時間は220分で実施されます。午前と午後に分けて行われ、試験時間はそれぞれ110分ずつです。出題範囲は、以下の11科目です。

・人間の尊厳と自立、介護の基本

・人間関係とコミュニケーション、コミュニケーション技術

・社会の理解

・生活支援技術

・介護過程

・発達と老化の理解

・認知症の理解

・障害の理解

・こころとからだのしくみ

・医療的ケア

・総合問題       

以上の科目で構成されています。

♦ホームページには過去問題が掲載されていますので必ず取り組みましょう♦

 

【実技試験】

実技試験は平成28年度から、福祉系高校ルートの一部、経済連携協会ルートで受験選択をした場合のみです。試験内容は、特定のシチュエーションが与えられ、適切な介護ができるのかを問われます。

♦制限時間があるため円滑に行えるよう実際に体を動かして練習をしておきましょう♦

 

◎合格基準について◎

筆記試験の合格基準は60%程度で、加えて11科目全てに得点があることが条件です。また実技試験の合格基準は課題の総得点の60%程度となっています。

 

◎介護福祉士国家試験の合格率について◎

過去5年における合格率は約70%前後で変動は無いです。受験者数は徐々に減少している傾向があります。また合格者数は毎年6万人程度となっています。

 

◎筆記試験に合格するための3つの対策について◎

ここからは介護福祉士国家試験の対策を紹介します。

1.計画を立て、勉強時間を作り勉強をする

介護福祉士国家試験に合格するためには、まず毎日勉強をする時間を作り、こつこつと勉強をすることが大切です。試験では出題される科目が多いので、短時間で集中的に覚えるのは難しいです。全部の科目群で得点するためには、計画的に勉強をする必要があります。

 

2.過去の問題を解く

試験に合格するためにも、積極的に過去の問題を解くことが大事です。過去の問題を解くことにより試験の出題傾向が分かることに加え、実際の試験問題にも慣れます。

 

3.受験をする前に模擬試験を受ける

本番の試験が近くなったら、模擬試験の受験が有効です。模擬試験は予想問題で構成されています。よって本番で出題される内容に近い問題を解くことが出来ます。

♦模擬試験はその地点での自分の実力を知る機会にもなります♦

 

◎まとめ◎

介護福祉士は資格を持っていることで、待遇が良くなったり仕事の幅が広くなったりしますので、介護の仕事を続けたいという方は取得するのも良いでしょう。

合格するためには少しずつ勉強をすることが大切ですね。