介護職で体力の限界を感じた時の対処法
2022.12.28掲載
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仕事内容

介護のお仕事をしていると、「体力がもたない」「疲れやすい」といった悩みが出てくるかと思います。

「休日はゆっくりしていたい・・・」と思うときもありますよね。そこで今回は、

きついと感じてしまう介護職の対応法

介助中の腰痛の予防法          

をご紹介します。特に介護のお仕事で体力的に限界を感じている方に、知っていただきたい内容です。ぜひ最後までお読みください。

 

介護職が体力を使い疲れると感じてしまう原因

介護職のお仕事は体力的に大変、疲れると言われます。それは身体的介護と夜勤勤務が大きな原因となっているようです。確かに、介護を必要としている方に気持ちも身体も寄り添い、生活をサポートしているのですから「しんどいな・・・」と疲れを感じることがあるかと思います。

自分がどういったことで体力的に限界を感じ疲れてしまうのか、原因となる身体的介護と夜勤勤務についてみてみましょう。

身体介護・・・入浴介助・歩行介助・排泄介助など介護を必要とする方の体を支えサポートする。そのため、介助者の体力的な負担が多く、自身より身長が高い方、体重が重い方を支えたりする身体介護はきついと感じてしまう。

夜勤勤務・・・生活のリズムが崩れてしまい、体力的に疲れを感じるケースが多い。日勤より夜勤は勤務時間が長かったり、一人でご利用者の対応をする状況も多い。そのために、ストレスが蓄積されやすかったり、体力が必要になってくる。

以上のことから「身体介護の体力的不安」と「夜勤勤務の体力的にきつい」ことが考えられます。

 

きついと感じてしまう介護職の対応法

上の項でも介護職は、身体的介護と夜勤勤務の介護が体力的にきついと感じると解説しました。ここでは「介護職きついな・・・」と感じた時の対処法をご紹介いたします。

 

♢体力づくりをする♢

スポーツ、ヨガ、ストレッチなど無理のない程度に行い体力づくりをしましょう。お仕事が始まる前に体力をづくりをして体を鍛えていると、実際にお仕事が始まったときに負担を軽減できそうです。

 

♢相談できる環境を作る♢

体力の限界を感じているときは、一人で抱え込まずに誰かに相談しましょう。上司や友人・知人など信頼できる人に相談することで、精神的に楽になったりストレスが軽減されやすくなります。職場の同僚とのチームワークによって体力的な負担をカバーできたり、職員の配置を変えていただけるかもしれません。

また、仕事の休憩中などに気兼ねなく会話や相談ができる信頼がおける同僚との関係を作ることもお勧めです。

 

♢資格を取得で体力の問題をカバーする♢

今までのスキルを活かし、介護に関する専門的な知識の取得で体への負担を減らすことができます。知識を習得し資格も取得すると、下記のようなキャリアップもできます。

  • ケアマネージャー・・・ご利用者の直接的な介護は少なく、ケアプランの作成を行う。要介護者に必要なサービスをコーディネートできる。
  • 社会福祉士・・・国家資格となり、日常生活が困難な方からの相談に応じる仕事。介護施設だけではなく学校や病院など幅広く対応できる。
  • 介護事務・・・介護保険や事務請求などの知識を取得し、介護事務の業務に携わることができる。

働きながらケアマネージャーや社会福祉士の資格を目指すとなると、定められた日数と時間の実務経験が必須になります(資格受講条件に介護福祉士の取得や、養成施設でのカリキュラム修了もあります。)資格取得し、勤務することになった場合、現場での経験を十分に活かしながらお仕事ができるようです。

 

♢体力をあまり使わない施設形態を選ぶ♢

介護施設はご利用者の介護度(要介護認定で判定される介護の必要性の程度等を表す)によってサービス内容が違ってきます。

身体介護をすることが比較的少ない施設形態や、夜勤がない施設形態を選ぶなどを考えて転職することもおすすめです。

身体介護の度合程度

介護度(低)➡デイサービス・デイケアサービス

介護度(中)➡介護老人保健施設、介護付き有料老人ホーム、グループホーム

介護度(高)➡特別養護老人ホーム

夜勤がない施設形態➡デイサービス・デイケアサービス

転職をお考えなら、自分に合った施設形態を探したり、面接時に不安に思うことを質問したりするとお仕事が始まったときにミスマッチが防げます。

 

腰痛の予防法  

介護職は腰痛の原因となる「動作的要因」が生じやすいお仕事です。ここでは腰痛の予防法をご紹介します。

 

♢介助の仕方や姿勢を改善する♢

介助の仕方や姿勢を改善することで、腰への負担を減らします。体力勝負のイメージがある介護職ですが、介護の基本は相手のできない部分をサポートして本人のできる力を最大限に活かすところにあります。要介護者の自立にも繋がるので、介助の際は無理のない程度に本人にも動いてもらいましょう。

◎要介護者の能力を把握してから動いてもらったり、動く時の声掛けなど心がけて、転倒などのケガ防止も気を付けます。

普段の介助の姿勢も、

◎前かがみ・中腰、腰のひねり・無理な姿勢、長時間同じ姿勢、重いものを持ち上げるなど避けて介助するようにします。

 

♢適切な福祉用具と福祉機器を活用する♢

介護の状況に合わせた福祉用具と福祉機器を活用することで、腰痛を軽減することができます。ベットや車いすなどの移乗介助には、スライディングシートやボード、介護リフトなどを利用すると楽な移動が可能です。

近年は介護ロボットの導入も始まり、ロボットが移乗介助・移動支援・排泄支援をしてくれます。コスト面などの問題で施設に導入されるスピードはゆっくりなようですが、介助者の腰痛などの問題を改善する期待が持てます。身近な福祉用具と福祉機器を上手に活用して腰痛を防ぎましょう。

 

♢ゆっくり休んで体の状態を整える♢

介護職は疲れが蓄積されやすく、筋肉疲労を起こしがちです。筋肉疲労が原因の腰痛にはしっかりと休んで疲労を回復し、体を整えるメンテナンスを日頃から心がけましょう。ストレッチや腰痛予防の体操もおすすめです。

 

高齢化社会を迎え、さらに介護業界は発展が見込めるため、今後も長く勤めることができるお仕事になるかと思います。AIが現在ある職業を担うと言われていますが、介護のお仕事は残ると予想もされています。今まで身につけた介護のスキルはこれからも重宝される見込みがあるのです。

また、介護職は年齢も学歴も不問の職場が多いので、これから介護のお仕事にチャレンジしやすい職業でもあります。

介護関係でのお仕事探しや転職をお考えの方や不安に思うことがありましたら、福島介護求人・転職ナビにご連絡ください。徹底的にサポートいたします。