年間休日105日は最低ライン! 110日・120日・125日でどのくらい休める?
2022.10.05掲載
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介護・福祉業界

年間休日とも言われている105日、110日、120日、125日。

しかし実際どのくらい休めるのか? 今回の記事では休日のことを紹介しますね。

 

◆年間休日について◆

 

年間休日は、会社が定めている1年間の休日数の合計の事です。

この日数は、会社が就業規定で独自に決めている夏期休暇や年末年始休暇などの休日も含まれております。

そのためには年間の休日の日数は会社により違いがあります。

 

休みが少なく感じるのは年間休日105日

年間休日の105日は、1日8時間のフルタイムで勤務していた場合には、年間休日数の最低ラインとなっています。

もし1日8時間労働で年間の休日が105日未満だと、労働基準法に触れます。

 

厚生労働省の調べによると、年間休日の平均日数は110.5日です。年間休日が105日だと、周囲の働き方と比較しても

「仕事が中心の生活になってしまっている」「休みが少なく感じる」と感じる方も多いでしょう。

 

平均的な年間休日は110日

年間の休日が110日は、週に2日の休みがあったとしても110日~104日で6日分が余ります。

週あたり2日の休日を確保しつつ、連休があるなどのパターンが想定できます。

 

カレンダー通りの年間休日は120日

土日、休日のすべてが休みというカレンダー通りだと、年間の休日は120日となります。また祝日は年間16日です。

よって週2日の休みがあった場合の104日+16日で120日となります。

 

また年間休日125日は、週2日休みと休日休みに加えて、5日分の夏期休暇や年末年始休暇が含まれているイメージです。

 

◆施設形態別の休みについて◆

 

通所介護

デイサービスやデイケアなどの通所介護は日帰りで高齢者に介護のサービスを提供しています。

日中のみの営業をしている施設が多く、介護士は基本的に日勤帯のみの勤務が中心です。

また通所介護は土日または日曜日を定休日としている所が多く、完全週休2日制もしくは定休日+1日で週休2日制としています。

 

訪問介護

訪問介護とは、介護士が利用者の在宅に訪問して介護のサービスを提供しています。

事業所は日中のみ営業している所が多いです。

休日は週休2日制が多く、土日定休の場合なら完全週休2日、日曜日休みの場合なら+1日休みで週休2日となります。

事業所の中には夜間対応や年中無休の所もありますが、その場合はシフト制交代で休日を取得しています。

 

入居型介護施設

老健や特養などの入居型介護施設は、24時間体制で入居者の介護を提供しています。

そのため、介護士は日勤や夜勤の交代制、早番、日勤、夜勤の3交代制で勤務するのが一般的です。

休日は土日や祝日も関係なく勤務となり、休日は交代で取得しております。基本的に、週休2日になる形のシフトを組んでいる施設が多いです。

 

◆雇用形態別の休みについて◆

正社員

正社員は、基本的にシフト体制で勤務をすることになります。

土日など曜日に関係なく出勤することになり、入居型施設の場合は夜勤もあります。

年間休日数100~109日であることが多く、有給休暇や特別休暇を取得も出来ます。

 

派遣社員

派遣社員は、派遣先の施設により違います。

契約次第でフルタイムもしくは週2~3日など働き方の選択が可能ですので、比較的好きな時間に働くことが出来ます。

 

パートやアルバイト

パートやアルバイトは、休日はある程度自分で決めることができます。

職場によっては日勤や週1日勤務することもできます。休みは取りやすいとも言えます。

 

◆まとめ◆

介護士の休みやすさは施設形態や雇用形態によっても違いがあります。

休みが取得しやすいのが在宅系の介護サービスとなっています。

近年は介護業界も働きやすくなるための職場づくりや改善が積極的に行われ、休みやすさをアピールしている職場も増えています。

 

休みが少なくて大変だと思っている方は、休みが取りやすい職場に転職するなど働き方を見直すのも良いでしょう。