介護職は求人が多く出ているので、応募を考える人もいるでしょう。
しかし、求人がたくさんありすぎてどこに応募すれば良いのか迷ってしまうことも非常に多いです。
そこで今回は、介護業界に転職したいと考えている人向けに求人票を見る時のポイントや応募前にしておいた方がいい施設見学について解説していきます。
◆求人票を見る時のポイント◆
まずは、求人票を見る時のポイントからみていきましょう。
〇待遇だけで決めないようにする
求人をチェックする時は、どうしても待遇面に目が行きがちです。
確かに待遇面は重要なポイントですが、それだけで決めるのは得策ではありません。
給与や待遇を条件にして絞り込んでしまうと、働き始めてから大きなギャップを感じる可能性が高いからです。
応募する施設や事業所を決める時は、仕事内容なども含めて全体的に確認するようにしましょう。
〇働き始めてからのキャリアプランをあらかじめ考えておく
介護業界で働いている人の中には、スキルアップやキャリアアップを目指して転職を考える人もいるでしょう。
そのような場合は、資格支援制度や職場内研修などが充実している所を選んだ方が良いと言えます。
長期的に働きたいのであれば、職務手当があったり、昇給があったりする所を選ぶと満足度が高まります。
将来の働き方をイメージしながら応募先を決めることも、より良い転職を成功させるためのポイントです。
〇施設の雰囲気は前もって調べておく
施設の雰囲気は、求人票やホームページだけではわからない部分が多いです。
ホームページでも何となく雰囲気を掴めますが、可能なら施設見学をするのがおすすめです。
どのような施設か分からないまま転職してしまうと、ミスマッチの原因にもなりかねません。
そのため、施設の雰囲気は前もって調べておくことはとても重要なのです。
求人票を見る時には、このようなポイントを押さえておきましょう。
そうすることで、理想的な職場に出会える可能性が高くなり、転職活動も成功しやすくなります。
将来どうなりたいのか明確にしておくと、より良い結果を手にしやすくなるでしょう。
◆事前に施設の見学をしておこう◆
介護施設の求人に応募する前に、施設見学はしておくのがおすすめです。
施設の見学をすると、求人票やホームページだけではわからない部分も知れるからです。
施設の見学に行くことで得られるメリットやチェックポイント、マナー、見学する方法についてみていきましょう。
〇施設見学をするメリット
介護業界の施設には、特別養護老人ホームや介護付き有料老人ホーム、介護老人保健施設、グループホーム、デイサービスなど色々な種類があります。
見学をすると、それぞれの施設ならではの特徴を把握でき、自分が働きたいと思っている施設はどこなのか見極められます。
また、施設の雰囲気もチェックでき、肌に合っているか確認できるのも見学をするメリットの1つです。
介護の質も施設によって異なるので、自分自身のレベルに合っている施設か否かを見極めるためにも重要なポイントになります。
さらに、施設における勤務状況も確認できるので、働きやすそうな職場か見極める指標にもなるでしょう。
人手不足で仕事がきつくなっていないか、きちんとしたケアを提供できているか、といった点は実際に見てみないと分かりません。
〇施設見学でチェックすべき部分
介護施設の見学を行う場合、チェックすべき部分についても把握しておく必要があります。
仕事をしている職員の態度や表情はどうか、利用者や家族への接し方はどうか、利用者の状態はどうか、といった部分は必ず確認しておきましょう。
また、エントランスや食堂、トイレなど生活スペースの衛生面に関しても見学時に確認しておくことをおすすめします。
新しくて設備が綺麗な施設であっても、職員の態度が悪かったり、言葉使いが悪かったりすると印象は一気に悪くなってしまいます。
暗い表情の職員が多い場合は、職場環境に何らかの問題がある可能性も考えられるでしょう。
利用者やその家族に対してどのような接し方をしているのかも、必ずチェックすべきです。
接し方を見て一緒に働きたいと思えるのであれば、応募しても良いと言えます。
利用者が明らかに困っている様子なのに対応ができていない、1人でぼんやりとしている利用者が多いなどの状態になっている施設は、人手不足で適切なケアができていない可能性があります。
そのような施設では、熱意のある介護職員が思ったように仕事ができず、転職を繰り返す原因になるケースもあるため、見学する際にはチェックしておきましょう。
〇施設見学のマナー
介護施設の見学をしたいと考えているなら、あらかじめ問い合わせる必要があります。
見学を受け入れている所が多いですが、仕事の合間に説明などをしてくれるのであらかじめ予約をしておくようにしましょう。
服装は特に決まっていませんが、スーツなどフォーマルな服装が望ましいです。
しかし施設によっては、あまり暗い色味だと喪服を連想させるので避けてほしいと言われることもあります。
そのような場合は、オフィスカジュアルを意識した服装にしましょう。
見学をしている最中は、職員や利用者とすれ違ったら笑顔で挨拶するように意識してみてください。
そうすることで、施設側から好印象を持ってもらいやすくなります。
〇施設見学をするには
施設見学をするには、申し込みをする必要があります。
申し込みは、電話連絡でも可能ですがホームページに受付フォームが設置されている施設もあるので、確認しておきましょう。
面接の後に施設見学をする場合は、面接の時に見学を受け入れているか確認することも可能です。
また、介護専門の転職支援サービスを利用するのもおすすめです。
見学日程の調整などを代行してもらえるので、なかなか時間が取れないという人でも見学の予約をとりやすくなります。
介護業界は、求人の数も多いので転職しやすいというイメージを持たれています。
しかし、施設によって働きやすさなどが大きく異なるので、あらかじめどのような施設で働きたいか明確にしておかなければいけません。
それをはっきりさせるには、求人票見る時のポイントや施設見学をするようにしましょう。
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