介護の求人は比較的多く見られます。
しかし、求人が多いということは自分に合わない職場に出会う可能性も高いと言えるでしょう。
今回は、介護職として働く人が転職で公開しないようにするために、働きやすい介護求人や施設の選び方について解説していきます。
◆自分に合った施設形態は何か?◆
介護職が働く職場は、多岐に渡ります。
そのため、自分に合った施設形態を把握しておく事はとても重要なポイントになります。
自分のペースでじっくりと利用者に向き合いたいのであれば、在宅生活を送る高齢者のサポートを行う訪問介護がおすすめです。
また、認知症介護のスキルを身に付けたいのであれば、グループホームが最適だと言えます。
つまり、それぞれの施設が提供しているサービスや利用している人の特徴などを踏まえた上で、自分に合うのはどのような施設なのか、見極める必要があるのです。
そのため、通勤可能なエリアにはどのような形態の施設があるか、まずはリサーチしてみてください。
◆1ヶ所だけではなく複数の施設比較◆
働きたいと思う施設形態が見えてきたら、いくつかの施設を比較してみましょう。
どうしても働きたい法人や施設があるというこだわりがないなら、いくつかの施設を比較した方が就業後の後悔が少なくなります。
同じような形態の施設でも、経営理念や経営方針、経営者の考え方は様々です。
また、同じ介護の現場でも場所によってやり方が異なるので、仕事のやりやすさや働きやすさも変わってきます。
介護職員として転職活動を進めるなら、介護の仕事に就くことではなく、自分に合う職場を探すことを意識して求人や施設のホームページなどをチェックするのがおすすめです。
◆施設の人員配置は?◆
転職や就職する施設を探すには、施設の人員配置も忘れずに確認しておきましょう。
施設によっては、人手不足が深刻化しているところも多く見られます。
人手が不足していると、希望する日に休めない、連勤が続いてしまうなど、負担を感じる可能性が高いです。
仕事とプライベートを両立させるためにも、適切な人員配置が実現できている施設を選ぶのはとても重要です。
介護業界における人員配置の基準は施設によって決まっています。
基準よりも多くの職員がいれば、余裕のある介護ができるので、心身の負担も軽減できるでしょう。
利用者と職員の割合は3:1が最低基準とされていますが、介護度などによってはそれでも厳しいと感じる場面が出てくることもあります。
そのため、利用者と職員の割合が2:1の施設であれば、人手にゆとりがある施設だと考えられます。
◆職員の離職率や勤続年数に注目する◆
働きやすい施設かどうか見極めるには、離職率や勤続年数をチェックしてみるのがおすすめです。
勤続年数が長い職員が多い職場は、働きやすい環境が構築されている可能性が高いと考えられます。
勤続年数を調べる際は、厚生労働省の「介護サービス情報公表システム 」を活用してみてください。
このサイトでは、経験年数が長い職員や退職者数などをチェックできるので、離職率はどのくらいか、把握しやすくなります。
◆なぜ募集しているのか確認する◆
働きやすい職場かどうか見極めるためには、求人を出している理由も確認しておくのがおすすめです。
多くの場合、人手不足を解消するために採用活動が行われます。
しかし、必ずしもそれだけが理由とは限りません。
施設の方針が変更となり、新たに採用を行うというケースもあります。
人手不足で手一杯になってしまったから職員を増やして余裕のある介護サービスを提供できるようにしたいと考えている施設なら、働いている人の負担や仕事内容について考えているでしょう。
一方で、退職者の数が多いからその分人員を確保しなければいけないという理由で採用活動を行っている施設は、働きやすい職場とは程遠い環境である可能性が高いです。
介護施設自体は、他と比べると求人数が多い傾向があります。
数ある施設の中で働きやすいと多くの人が感じる施設は、求人が出る頻度が少なく、ハローワークなどの情報サイトに掲載されている期間も短くなります。
なぜなら、魅力的な職場では誰もが働きたいと思うため、応募するライバルの数も増えるからです。
そのため、介護職員として転職や就職をしたいなら、募集理由を確認した上で本当に働生きやすいか見極めつつ、できるだけ早く応募することも重要です。
◆施設見学できるか◆
介護職員を募集している施設には、求人応募前に施設見学を依頼するのもポイントです。
施設見学をすることで職員の働きぶり、利用者や家族に対する対応などがチェックできるからです。
働いている職員に笑顔があるか、利用者や家族を蔑ろにした対応をしていないか、利用者が明らかに困っている様子なのに放置されているなど不適切な介護が行われていないか、施設は衛生的かなど、気になるポイントは全て確認しておきましょう。
利用者や家族に対する対応がなっていない、衛生的な環境を維持できていないといった状況になっている場合は、人手が足りていない可能性が高いです。
また、見学の対応をしてくれる施設長や部署のリーダーがどのような接し方をするかという点もチェックすべきポイントです。
立場が上の人が横柄な態度を取るような施設は、職員が委縮している場合があります。
言いたいことなどを言えないままになってしまうと、新人いびりなどでストレスを発散することになり、勤続年数が短い職員が次々と退職してしまうことが考えられます。
退職者数が増えると人手不足になってしまい、結果的に求人を出す頻度が増えることになるのです。
そのような施設は、働きやすさを感じられないどころか、すぐに辞めたいと思ってしまう可能性も高いので要注意です。
働きやすい介護求人や施設を選ぶためのポイントを今回はご紹介しました。
介護の求人は数が多いので、どこに応募したらいいか迷ってしまう人も多いでしょう。
そのような場合は、ぜひ今回紹介したポイントを踏まえた上で施設選びをしてみてください。
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