利用者様と信頼関係を築く「4つ」の大切なこと
①利用者様を受け入れる
相手を受けいれることで、利用者様は不安や悩みを打ち明けやすくなるため、利用者様は不安や悩みを打ち明けやすくなります。信頼関係は双方の心が開いた時にはじめて成り立ちます。利用者様は「この人なら受け入れてくれる」という安心感が芽生えた時に、心を開きやすいものです。まずは介護職員が利用者様を受け入れ、お互いを尊重しあえる関係性を目指しましょう。
②利用者様をよく知る
まずは利用者様のことをよく知りましょう。利用者様を観察してみたり、たわいもない会話の中からなにか情報を得たりと方法は様々ですが、相手のことをよく知ろうとする姿勢が大切です。利用者様の趣味や特技などから始まり、どんな話をすると喜ぶかや嫌がるか、おしゃべりが好きかそれとも聞くほう好きかなど、利用者様の性格的な側面を知ることが大切です。
③利用者様との共通点を探す
誰でも自分と共通点が多い人、似ている人に対して親近感がわきます。親近感を生み出すことは信頼関係を築く近道ともいえます。無理に共通点を見出さなくても、同じ地域の出身だったり、同じ誕生月、同じ食べ物が好きなど、何かしらは共通点や似ているものはあります。
またそれ以外にも、利用者様の好きなものについて少し学んでみたり、試してみたりしましょう。そうすると、自然に共通点ができるため、利用者様との会話も弾み、より距離を縮めることができます。
④プロとしてのマナーを意識する
介護職員は、介護におけるプロでなくてはなりません。プロとして求められる接遇やマナーをしっかり実践することで、利用者様はもちろん利用者様のご家族にも安心していただけます。介護サービスを提供する場では、利用者様一人ひとりのニーズや状況、変化などに応じたケアが必要とされます。思いやりの心を持って、相手の立場に立った時にどう感じるかを考えましょう。
マニュアル通りのコミュニケーションではなく、ホスピタリティを持って接することで信頼関係を築きあげていくことができます。相手にあった会話の方法、清潔感のある身だしなみなど、思いやりの心以外にも得ることは多くあります。
いずれにせよ、相手の立場に立った時にどのような介護職員だったら信頼できるかを考えることが重要です。