相談支援専門員とケアマネはどう違うの？ そういう疑問を抱く方もいるでしょう。
今回は相談支援専門員とケアマネの違いについて紹介しますね。
相談支援専門員とケアマネジャーの違いは？
相談支援専門員
相談支援専門員は障害のある利用者やその家族が福祉サービスを利用できるよう支援する役割を行います。
相談支援専門員のサービス提供の対象者は障害者とその家族であり、必要な支援を対象者が適切に受けるために支援をしたり、対象者が望む地域で生活を送れるように支援する役割を担っています。
ケアマネジャー
ケアマネジャーは介護保険の被保険者が介護が必要なときに相談に応じ、支援を行います。
介護保険を利用しようと考えている、もしくは利用したいと思っている高齢者が、介護保険サービスを受けられるようにします。
また対象者の相談内容や需要に耳を傾け、助言や関係機関との連絡調整も行います。
相談支援専門員とは？
相談支援専門員とは障害者や家族の困りごとや希望を聞き、介護施設を繋ぐ立場にある仕事です。
相談支援専門員の仕事内容は以下の通りです。
相談支援
相談支援の基本であり、障害者の福祉サービスや日常生活や社会生活における悩みを聞き取ります。
主に障害者本人や家族、関係者からの相談が対象です。
ケアマネジャーとは？
ケアマネジャーの正式名称は「介護支援専門員」です。
ケアマネジャーの主な業務は要介護認定を受けた方が介護保険サービスを受けられるようにケアプランの作成し、市町村や居宅サービス事業者、介護施設との連絡や調整を行います。
相談支援専門員になるためには
相談支援専門員になるには、実務経験3～10年と相談支援従事者初任者研修の受講が必要です。
なお相談支援専門員としての資格を維持するには、5年に一度相談支援現任研修を受ける必要があります。
また相談支援専門員に関する研修に、資格要件や年齢・学歴の制限はありません。
ケアマネジャーになるためには
ケアマネジャーになるためには、特定の国家資格保有者として、5年以上かつ900日以上の実務経験を積み、「介護支援専門員実務研修受講試験」に合格し、その後実務研修を修了して都道府県への登録とケアマネ証の交付を受けることが必要です。
なお交付される「介護支援専門員証」には5年間の有効期間が設けられています。
資格を持続するためには、有効期間が切れる前に更新研修を受講する必要があります。
相談支援専門員に向いている人について
責任感の強い人
相談支援専門員は、責任感を持って仕事をする方には向いていると言えるでしょう。
対象者は、深刻な悩みや問題を抱えている場合が少なくないです。そのため問題解決に向けて積極的に関わる姿勢が求められます。
また支援次第で対象者の生活や人生が変わる可能性があることを自覚し、真剣に仕事に取り組める方は相談支援専門員の適性が高いです。
向上心のある人
障害者が置かれている環境は様々で、時代と共に福祉制度やサービスも移り変わります。
利用者一人一人に最適な支援が行き届くようにするためにも、様々な環境の変化に対応するためにも、生活支援専門員が日々、知識を最新のものにアップデートをすることが求められます。
よって、相談支援専門員になった後も専門員として自己研鑽を重ねようとする、向上心が必要です。
ケアマネジャーに向いている人について
コミュニケーションが取れる方
ケアマネジャーは沢山の方とコミュニケーションを取りつつ問題解決をしておきます。
様々な場面で相手の意見や希望を聞き取り、分かりやすく回答する能力が必要です。
優先順位が決められる人
ケアマネジャーは多くの業務がある中で、何を優先して行うのか適切な判断が求められます。
緊急性や重要性を見極めつつ、効率的に仕事をこなせる方が向いています。
