介護事務はどんな仕事をするのだろう?
そういう疑問を抱く方もいるでしょう。
今回は介護事務のことを紹介しますね。

★介護事務の仕事内容について
・介護報酬の請求
介護事務の主な業務は「介護給付費明細書」の作成です。
介護給付費明細書は介護報酬請求時に必要で、介護サービス利用者に対し1~3割の負担になり、残りは市町村が負担します。
・来客や電話応対をする
介護事務は、来客対応・電話対応などの窓口対応をします。
利用者の家族に加え、様々な方への対応をします。
・介護現場の支援
これは職場にもよりますが、介護現場の支援をすることもあります。
デスクワークだけが業務ではない可能性があり、介護の補助として働きを求められる場面もあり、中には介護職と同様の業務に入ることもあります。
★未経験でも転職可能かについて
介護職は経験がなくても採用されやすいです。
介護事務業務をするために必要な資格はなく、事務の経験があれば有利になりますが、一から研修をしてくれる施設もあります。
よって、未経験でも採用される可能性があります。
★介護事務に有利な資格、スキルについて
・介護事務管理士
介護事務士は介護報酬の計算・レセプト作成に必要な幅広い知識や技量が証明できる資格です。
試験は全国で実施しており、年に数回は受験の機会があります。
ただし、試験は学科のみならずレセプト作成の実技も必要で、求められるレベルは相当で合格率も低めです。
資格取得を目指す場合はしっかりとした対策が必要です。
・ケアクラーク
ケアクラークは、介護保険制度や請求業務などの知識や技術を証明する資格となります。
試験は自宅でも受験ができる点が特徴で、多忙な方でも挑戦しやすいです。
また試験では教材や資料の持ち込みができるので合格率も比較的高めです。
・介事管理専門秘書検定資格
介事管理専門秘書検定資格は、介護報酬請求・介護保険制度などの介護事務技能に加え、秘書業務の能力も習得できます。
試験は認定教育機関で所定の講座を履修し、全カリキュラムを修了した方のみが受験できます。
・パソコンスキル
レセプト作成や各種書類を作る際は、全てパソコンでやります。
特にワードやエクセルの基本操作ができないと務まりません。
専門的なパソコンスキルが必要というわけではないですが、ある程度の努力は必要です。
★給与面について
・正社員について
介護職員の正社員の平均月給は約30万円です。
ただし、平均賃金が低い地域は初任給15万円~18万円の所があります。
また様々な条件によって大きな差がでるので、介護事務の平均年収は15~30万と幅があるので、そこにボーナスがつくと考えても良いです。
・パートやアルバイトについて
介護事務のパート。アルバイトの平均時給は950円です。
しかし地域・施設ごとに大きな開きがあります。他にも経験・技量・資格の有無で時給は変化します。
★介護事務として働くメリットについて
・体力的な負担が少ない
介護事務は介護報酬請求や窓口業務などが中心で、介護職員よりも体力的な負担が少ないです。
ただし、職場によっては介護現場の支援をすることもありますので、前もって業務内容を確認しておきましょう。
・利用者と交流ができる
介護事務は、利用者や家族と交流する機会が多いです。
コミュニケーション能力を活かしたい、話すのが好きという方にはメリットとも言えます。
また利用者に感謝の言葉をかけてもらうこともあり、人と関わることに抵抗が無い方にとっては、魅力的とも言えます。
・やりがいを感じる
介護事務の仕事は、責任が生じる上に、ミスが許されない仕事ですが、仕事をやり終えた後の達成感もあります。
・介護の専門知識を活かすことができる
介護事務は、介護保険制度などの専門的な知識が求められます。
知識や技量を活かし、介護が必要な人々を支えられることに大きなやりがいを感じられます。




