「無資格でも介護の転職はできる?」
そういう疑問を抱く方もいるでしょう。今回は転職のことを紹介しますね。
①無資格でも働ける理由について
介護の仕事では、資格なしの方でも介護職を始めることはできます。
高齢化が問題となっている日本は、介護職の人手不足が深刻なので、無資格の職員の採用をする介護施設や事業所は少なくないです。
また介護業界は無資格の方を積極採用し教育することにより、人手不足に対応しています。
②無資格から働くメリットについて
無資格から働くメリットは、自分が向いているのかを実際に働いて判断できる点です。
また働きつつ介護の資格を得ることで、仕事を離れた期間が無く収入が継続するというメリットがあります。
他にも資格取得の支援がある介護施設の場合だと制度を活用できます。
③無資格でもできる業務内容について
★生活援助業務
生活援助は利用者の身体に触れずに生活を支援する業務です。主に食事の調理、掃除、洗濯、買い物代行、薬の受け取りなどをします。
家事スキルが役に立つ生活援助の仕事は、無資格で転職した方でもすぐに活躍できるでしょう。
★洗濯
利用者の衣服やシーツの洗濯なども、無資格の介護職でも可能です。
洗濯ものを洗うだけでなく、洗濯ものを干したり収納なども行います。
またベッドメイクなどを担当することもあります。
★掃除や整理整頓
利用者が使用する居間や浴室、洗面所、トイレなどの共用スペースの掃除や整理整頓なども担当します。
★衣類の整理や被服の補修
利用者の衣服の補修や衣替えの手伝いなども、状況に応じて職員が対応します。
ボタンが取れていたり、衣服が破れている時は、補修を行うこともあります。
職員は、衣類の整理をして、利用者が快適に生活できるように支援していきます。
★送迎業務
ショートステイやデイサービス、通所リハビリなどでは送迎業務が発生します。
送迎業務とは指定の時間に利用者の自宅に出向き施設まで送り、帰宅の手段を提供する仕事です。
④無資格で介護の仕事に求められるスキルについて
☆体力
体力でも「ストレスに対する耐性」に近いです。
理由としては、利用者や職員とのコミュニケーションや、夜勤などの不規則な労働時間があり、その中でも問題なく出勤できる体力がある方は重宝されます。
加えて夜勤の経験がある人や、体調管理に自信がある人は、面接でそれをアピールするのも良いでしょう。
☆人柄
介護の仕事をする上で重視されるのが人柄です。
介護の仕事はコミュニケーションが重要で、利用者から信頼されるためにも日々の会話が必要ですし、職員同士の連携はもちろんですが、職種を超えたチームワークが欠かせません。
よって、人とのコミュニケーションに抵抗が無いこと、協調性を備えていることが介護の仕事をする上での最低条件です。
そのため、仕事や私生活問わずに、人と一緒に何かを成し遂げた経験や、人と絆を深めた経験があると、介護の仕事をする上で有利になるかもしれません。
⑤無資格で介護職に就きたい方におすすめの職場について
*教育制度がしっかりしている職場
無資格だったり、未経験から介護職の就職や転職をする際は、教育体制やフォローがしっかりした施設を選びましょう。
大きな施設や、未経験者を歓迎する求人を出してる施設は、教育制度が整っている傾向があります。
*人間関係が良い職場
介護の仕事をする上で、人間関係が良い職場を選ぶことも重要です。
もし人間関係が悪いと、仕事で何かあった際に相談がし辛い他にも、ストレスの原因にもなります。
職場見学に行くことで、ある程度の予測はできます。
面接の際に、応募先の施設で見学をすることが可能な事が多いので、職員や利用者の様子をチェックしましょう。