「訪問介護」とは?
2024.07.24掲載
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施設形態

「訪問介護はどんな事をするの?」

そういう疑問を抱く方もいるでしょう。今回は訪問介護のことを紹介しますね。


◆訪問介護について

訪問介護は、ホームヘルパーが利用者のご自宅に訪問し、食事や入浴、排せつなどの身体介護や調理、買い物、洗濯、掃除等の生活援助、通院時の乗車や移動の支援等の日常生活を送る上でのお世話をするサービスです。

 

◆訪問介護で受けられるサービスについて

①身体介護

身体介護は直接利用者の身体に触れて介護をするサービスのことです。主に食事介助、入浴介助、更衣介助、排せつ介助、歩行介助など、利用者の身体に触れて援助をします。
また耳掃除、爪切りなども身体介助の対象になります。

 

②生活援助

生活介助は、生活に必要なことを本院に代わり身の回りのお世話をします。
主に調理、掃除、洗濯、薬の受け取り、買い物、ゴミ出しなどです。
なお、生活援助は利用者本人の日常生活を援助します。

 

③通院等乗降介助

通院等乗降介助は利用者に付き添い、自宅から通院等の際に車までの移動、外出先での受診の手続きなどを行います。
ただし日用品以外の買い物や趣味を目的とした外出などの付き添いは原則として行えません。
もし利用者の要望があれば、ケアマネジャーに確認し、ケアプランに加えるかどうかを検討します。

 

◆訪問介護を利用するメリットについて

①在宅生活の維持ができる

高齢でもなるべく自宅で過ごしたいと願う方にとって、訪問介護は自宅でサービスを受けられます。
そのため在宅生活を持続したいと考える方には訪問介護は最適です。

 

②家族の介護負担の軽減

高齢者が自宅での生活を願っている場合は、介護は家族が行います。
介護の負担は大きく、ニュースで問題になることもあります。
訪問介護を利用することで家族の介護負担は軽減します。

 

③費用が安い

施設を利用するためには、まとまった費用が必要です。
一方訪問介護は初期費用が掛からず利用した分だけ料金を支払うので費用が安く済みます。
またサービスを選択できるのも特徴的です。

※訪問介護のデメリット※

訪問介護はヘルパーとの相性も重要で、ヘルパーとの信頼関係が築ける意思疎通が必要です。
また利用者の勘違いで「ヘルパーはお手伝い」と思うこともあります。
しかしヘルパーはケアプランに沿ったサービスしか提供できないので、その点はちゃんと認識する必要があります。

 

◆訪問介護で働くメリットについて

①登録ヘルパーとして働ける

訪問介護は登録ヘルパーという働き方が可能です。
登録ヘルパーとは訪問介護事務所に登録し、希望する日時をしていして働けます。
家事や育児・介護などを両立させつつ働きたい場合でも、平日の昼間や短時間のみ働くことも可能です。

 

②人間関係の悩みが少ない

訪問介護は利用者の自宅に訪問するため、介護施設で働く場合と比較しても上司や同僚と顔を合わせる時間が短いです。
よって顔を合わせるのが出退勤のみという日も珍しくないです。
施設のように大勢の職員に囲まれることは。ほとんどないので、人付き合いが苦手な方には最適な仕事です。
ただし利用者の方とは信頼関係を築かなければ仕事になりません。

 

③丁寧な介護サービスを提供できる

訪問介護は丁寧かつ質の高い介護サービスを提供できるのが特徴です。
訪問介護員は1対1で利用者と向き合うのが基本です。
契約した時間内は利用者のケアに専念ができるので、自分が納得ができる介護サービスの提供が可能です。

 

④介護スキルが身に付けられる

訪問介護は一人で訪問します。そのためすべてのサービスを自分でやる状況に置かれます。
訪問介護での経験が浅い方は、最初は大変に思いますが、経験を重ねるうちに介護スキルが身に付くでしょう。