社会福祉国家試験、独学でも取得できる?
2023.02.22掲載
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必要資格

 

社会福祉士は難易度が高い資格として知られています。興味もあるし、社会福祉士の資格を取得したいとお考えの方もいるでしょう。

しかし「独学で学べるの?」「合格率は?」といった不安や疑問も出てくるでしょう。

今回の記事では社会福祉士の勉強法について紹介しますね。

 

そもそも社会福祉士とは?

社会福祉士は、福祉系の国家資格で、主に医療や福祉に関する相談業務を行います。

活躍する分野は、児童福祉、障がい者支援、高齢者福祉、生活保護など多岐なのが特徴です。

 

社会福祉士の国家試験の特徴について

 

◎出題範囲が広め◎

社会福祉士の国家試験は、各種福祉制度、権利擁護、社会保障制度など幅広い範囲から出題されます。

社会福祉士は福祉系資格の中では、科目が多く、出題範囲が広いので、学習に費やす時間が多く必要です。

 

◎合格基準点は問題の60%程度◎

社会福祉士の国家試験は、1問1点の150点満点です。合格基準点は問題の60%程度とされています。よって90問程度の正答が合格の目安です。

 

◎合格率が低い◎

近年の合格率は25%~30%の間を行き来しており、難易度が高めで試験の合格率が低いともいえます。

 

社会福祉士の国家試験は独学でも合格ができるか?について

受験資格を満たしていれば、独学でも合格は可能です。ただし、独学にはメリットとデメリットがあります。

 

【メリット】

1.自分のペースで勉強ができる

独学の場合は自分のペースで勉強を進めることが出来ます。

また社会人となるとまとまった時間を取るのが難しいです。なので独学ですと自分で立てたスケジュールで勉強が可能なので、働きつつ空いている時間に勉強をすることができます。

 

2.費用を抑えられる

通信講座や学校に通うとなると10万前後はかかります。他にも様々な費用が入りますのでかなりの出費となります。

経済的にも余裕が無いと難しいです。一方、独学だと教材代だけで済むので、費用を抑えることができます。

 

3.時間や場所を選ばずに勉強が出来る

時間や場所に縛りが無いため、自分の好きな時間や場所で勉強が出来ます。

静かな場所で勉強がしたい場合は図書館に行くのも良いでしょう。

独学であれば、働きつつ隙間時間や自由な時間を使い、勉強をすることが出来ます。

 

【デメリット】

1.分からない箇所があるとつまずいてしまう

参考書や問題の解説の中には、読んでも理解できない所が出てくると、調べるうちに多くの時間を消費します。

特に、法律や制度は独特の言い回しをしていることが多いので、つまづく方も少なく無いです。

 

2.モチベーションを維持するのが難しい

社会福祉士の試験の勉強時間はかなりの時間がかかり、長期になります。

独学ですと教えてくれる先生や、一緒に学ぶ仲間がいないので、全て一人でこなさなければならない状況になります。

 

3.知識が最新かどうかは分からない

福祉制度は法律に基づいて提供されています。なので法制度の改正があった場合は、知識の更新が必要です。

独学で全ての制度が改正しているのかを把握するのは難しいですし、書店に並ぶ参考書も全てが最新の情報を載せているとは限りません。

自身の努力で得た知識が最新のものなのか、正しいのかを判断するのが難しい点がデメリットとも言えます。

 

♦社会福祉士の国家試験におすすめな2つの勉強法♦

 

1.スケジュールを立てて計画的に進める

社会福祉士の国家試験に合格するために必要な勉強の時間は、300時間と言われています。

受験をする方の中には、学生や社会人の方が多く、他の勉強や仕事と両立させつつ学習を進めなければならないこともあります。

試験日から逆算した勉強のスケジュールを立て、計画的に勉強をすることが大切です。

 

2.インプットとアウトプットをバランスよく行う

社会福祉士の試験範囲は広いので、インプットとアウトプットのバランスをうまく取りつつ学習をすることが大切です。インプットすることばかりに集中すると、覚えきれない部分がでできたり、時間がかかったりします。

インプットをしながら、一度アウトプットをして知識が定着しているかを確かめ、理解できていないと感じた部分は復習をするようにしましょう。